風呂あがりの時短!超吸水のセームタオルを頭に乗せると髪が早く乾く

MIZUNO(ミズノ) スイムタオル ライトグリーン

最近健康のためにジョギングをがんばっています。30分も走れば汗だくになるのでお風呂の回数が増えました。1日2回もお風呂に入るとバスタオルが半乾きの時もあります。

100均でマイクロファイバータオルを買ってみましたが、ちょっと肌にくっつきすぎて使いにくいものでした。あと思ってたより吸わない。便利なタオルありませんか?とAmazonで検索していたら上のタオルを見つけたので買ってみました。スイマー御用達らしいです。

スイムタオルという商品名だが種類はセームタオル

水滴のついたスイムタオル

タオルと思って買ってみたら厚さ5mmほどのスポンジでした。素材もPVAスポンジと書いてありました。セームタオルという種類のものなんだそうです。

筒状の入れ物に入っていて、取り出すと中の袋に水滴が付いていました。どうもこのタオル…というかスポンジは乾くとバリバリに硬くなるようで、硬い状態だと折れたり割れたりするらしく、普段は湿らせて使うようです。ただの水だとカビてしまうので新品の梱包では消毒が染み込ませてあり、よくすすいでから使ってね、と書いてありました。

スイムタオルを広げた所

広げるとこんな感じです。二つ折りになっていて、いっぱいまで広げると 34×44cm の大きさがありました。

よくすすいで乾かしてみた

乾かして固まったスイムタオル

よくすすいで乾かしてきました。バリバリに固まってちゃんと閉じてくれません。この状態で無理に広げると壊れてしまうそうですが、さわった感じでヤバさが伝わります。生地同士がくっつくこともあり、無理にはがすと破れるとも注意書きがありましたが、注意書きがなくても何となくそんな気がします。

乾かして固まったスイムタオル ズーム

バリバリというかカチカチです。これで水吸うのか…?

水に濡らして絞った

水に濡らして絞ったスイムタオル

最初は硬すぎて水を弾いていましたが、水を吸い始めたらフニャフニャに戻りました。せっかく乾かしたのに何かもったいないな…と思いつつギューっと絞りました。

バスタブに付いた水滴

ちょうど良いところに水滴がありました。

バスタブに付いた水滴の上においたスイムタオル

スイムタオルを置いて取り除くと…

バスタブに付いた水滴がなくなった様子

あらピッカピカ!なんだこれ。

お風呂あがりに使ったらほぼこのタオルだけで済みました

滑りにくい生地なので頭や体をポンポン叩いていくんですが、それだけで風呂あがりの水分がほとんど吸い取られました。たまにタオルを絞ってまたポンポンすること数回、8割方乾いてしまいました。スイマー御用達だけあるわこれ…、なんだこれ…。

正体は貴金属を磨くセーム皮…の模造品

セーム皮っぽい布

鹿の皮から取れる「セーム皮」という皮があります。こういう感じの薄い黄色の布ですね。

上の写真の布はメガネか何かを買った時についてきた奴で、似ているけど本物の皮かどうかはちょっと自信ありません。ただのマイクロファイバーな気もする。とりあえずこんな雰囲気の布っぽいものがセーム皮なんだそうです。

水分や油脂をよく吸着するため、メガネやカメラのレンズ磨き、貴金属の手入れ、車の仕上げ磨きに向いているんだそうです。ただし本物の皮は高価なため、似た構造のものが作られ、スイムタオルに流用されたようです。プール通いしていた時期もあったんですが、こんな物使ってる人見たことなかったぞ。

Amazonで検索すると水泳メーカーが出てくる

Amazon.co.jp: セームタオル

「セームタオル」で検索すると、SPEEDO、SWANS、ARENA、ミズノなどの水泳メーカーが出てきます。大きさも僕が買った正方形っぽいものから、背中もふける細長いものまであります。お値段はだいたい1,000円前後ですね。というか1,000円程度でこのタオルが買えるの、もっと早く知ってればよかった…。無印でバスタオル買ってる場合じゃなかった。

カー・バイク用品で検索すると、車用も出てくる

Amazon.co.jp: セーム: 車&バイク

車用もありました。洗車もしてたのにマイクロファイバーで満足してたわ…。一番人気っぽいこれとか激シブじゃないですか。なんで知らなかったんだろう。

車用も使い方は同じで、湿らせて使い、拭いて絞ってを繰り返すそうです。スイマー用と車用、どちらも筒状の入れ物に入っていてよく似ていますが、スイマー用のほうが吸水性が高いんだそうです。人間は毛穴とかあってタオルが張り付かないので強めにしてあるとかなんとか。なので人間用を車に使うとビッタリ張り付くそうです。へぇぇ…。

100均にもセームタオルが売っていた

キャンドゥのセームタオル

100均にもスポンジ状のこういう物あったよな、とキャンドゥに行ってみたら、mizunoのセームタオルの小型版のようなものが売っていました。サイズは半分くらいで、厚さは同じくらい。以前見た時はもっと穴の空いたスポンジタイプだったんですが、今はこれなんですね。

キャンドゥのセームタオルの説明部分

メーカー名は「キャンドゥ」になっていました。キャンドゥは最近PB多いんですよね…、どこのOEMかわからない。mizunoと同じく二重包装になっていて、内袋の中のタオルは湿っていました。

キャンドゥ製セームタオルの使用感

mizunoと同じように風呂あがりに使ってみました。判が小さいのを差し置いても拭き残しがやや目立ちます。髪の毛の水分も吸いきれないので、何度か絞ってやっと半乾きでした。手足なら…と拭いてみても水滴が残るので人間に使うのはちょっと難しそう。

かといって洗車…?とイメージしてみましたが、あっちのほうが水多いような。パッケージに「こぼした水もさっとひと拭き」とありますが、セームタオルが水を吸うのは湿らせた時なので、床をゴシゴシすると吸うけど若干の湿気を残してしまいます。ということで用途がよく分かりませんでした。

プール、洗車以外の使われ方

スイマー用の方のレビューを見ていて知ったんですが、旅行先や銭湯、海や川遊び、バックパッカーにも人気なようです。バスタオルと同じくらい使えるのにかなり小さく軽いので、携帯に便利なんでしょうね。

そういえば、以前読んだメルカリ社長のブログにもチラッと出てきていました。

ここの「速乾性バスタオル」が多分そうです。

メルカリの社長、メルカリを立ち上げる前に世界一周旅行をしてたんですよね。昔はウノウという会社をやっていて、ジンガというfacebookアプリ(というかゲーム)会社に買収(譲渡?)されてジンガジャパンになり、割とすぐに退社してフラリと世界一周されていたのでした。外国で見たものがメルカリの躍進にも生かされてそうですね。

そんな感じで

めちゃめちゃ水を吸う謎のタオルのお話でした。早速うちの奥さんにも試してもらった所「ほとんどこのタオルで済んでしまってバスタオルが濡れなかった」との事で、僕のセームタオル取られそうです。

髪の長い人、バスタオルの洗濯が面倒な人、おすすめですよ。

後日談

奥さんかなりお気に召したようで、実家のお母さんにもおすすめしていました。

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