エアコンのドライと冷房どちらも一日つけっぱなしで30円くらいだった

24間つけっぱなしのエアコンの電気代

関東も梅雨が開けて真夏日が増えてきました。テレビでも気象予報士の人が「熱中症に気をつけようね、エアコンちゃんと使ってね」とよく解説しています。

エアコンをつけると気になるのが電気代。暖房は遠慮なく使うのに、冷房は電気代がかかるイメージが強く、なんとなくためらっちゃいます。暑い!でも財布にも厳しい…。湿気だけでもなくなればと思うけど「除湿の方が電気代が高い」という話もある。僕は一体どうすれば…!

ということで、電気代を計測する機械を買って計測してみました。

簡易電力量計エコキーパー EC-05EB を使いました

こういう機械があります。家電製品とコンセントの間に差し込んで、通過する電気の量を計測してくれます。Amazonで「電気代 計測」と検索するとサンワダイレクトの商品が一番先頭に出てきますが、エルパの物と形がまったく同じで、値段が1,000円くらい高いです。仕様とかを比べて同じようだったのでこちらにしました。

説明書を見るとこう書いてあります。

電気容量: 1500Wまで
※エアコン・オイルヒーター使用不可

エアコンやヒーターは瞬間的に1500Wを超えることもあり、危ないから使わないでねとなっています。この辺は自己責任なんですが、うちのエアコンはワンルーム用の小型のもので、冷房での消費電力が最大700W程度だったので、使ってみることにしました。

24時間、冷房と除湿をそれぞれ付けたままにした結果

こういう条件で測定してみました。

  • 四畳半の鉄筋コンクリート造りの部屋
  • 24時間付けっぱなし
  • 温度は26度
  • 風量、風向きは自動
  • 使用したエアコンはパナソニックのCS-221CF、2011年発売のやや古いモデルです。
  • 気温が同じくらいの晴れた2日間

その結果はこちら。

つけていた時間 冷房 ドライ
24時間 27.12円 34.43円

確かにドライの方が高いですね…っていうか、一日の電気代って30円くらいだったんですね…。

_人人人人人人人人人人人_
> 30円だったんですね <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

1ヶ月つけっぱなしでも 30円 × 31日 = 930円 というバカ安価格だったので、8月はずっと付けておくことにします。

ちなみに冒頭の写真は、別の日に27度設定の除湿を24時間付けっぱなしにしておいた物で、一日あたり25円になります。湿度が50%台なら室温27〜28度でちょうどいいので、部屋でじっとしているだけならこれで十分です。

冷房と除湿(ドライ)の違いについて

冷房とドライは、「空気を冷やす / 湿度を下げる」という機能の違いがあります。ただ、冷房・ドライのどちらを使っていても室外機から水が出てくるので、どちらも除湿をしてるのかなと思っていました。冷えたジュースに水がつくように、冷房でも湿気が取れている…?除湿の存在意義って何…?

正直なところ違いがわかっていなくて、なんとなく冷房のほうが電気を使っているような気がしていました。部屋をキンキンに冷やさなくても、軽く湿気を取ってくれればそれでいいや、と思って除湿を使っていました。

ところが、テレビやネットで「除湿は空気を冷やしたあと加熱するから電気代が上がる」と見聞きして以来、なんとなく怖くなって冷房しか使わないようになりました。その辺りも確かめてみたくて数日間実験してみたのですが、その結果うちの場合は冷房のほうが安くなり、除湿が高くなりました。

しかし、「やっぱり除湿は高いんや!」と言えるほど価格差がありません。どういうことなんだろうと調べてみると、ドライには「弱冷房除湿と再熱除湿」の2種類あることが分かりました。

2種類のドライ: 弱冷房除湿と再熱除湿

除湿について調べてみると次の2つの資料が見つかりました。エアコンメーカー、東京電力、という信頼できるソースです。

弱冷房除湿

  • 軽く除湿する
  • 通称「弱い冷房」
  • 冷房と比べて電気代が安い場合が多い
  • 利用想定シーン: 真夏で湿度も高い日など

再熱除湿

  • しっかり除湿する
  • 空気を温めるので電気代が高い
  • 高級機種についている、とされている
  • 利用想定シーン: 気温の低い梅雨時など

で、冷房とドライのどちらがお得なのか?

ダイキンの資料によるとドライ(弱冷房除湿)がお得となっています。東電の資料でも同じです。同じなんですが、お使いのエアコンによっては除湿よりも冷房のほうが省エネになる場合がありますという注釈が載っていました。

東電の場合はお客さんがどんなエアコン持ってるかわからないから、こういった注釈が必要なんですね。おそらく、最近のほとんどのエアコンでは弱冷房除湿がお得になると思います。うちの場合は…なにか他の要因がありそう。湿度の高い日だったのかな…。

カンタンにまとめるとこんな感じでした。

  • 冷房: 一番冷やすので電気代が高い。冷やしたついでに除湿もできてしまう(しかも除湿量が多い)。
  • 弱冷房除湿: 軽い冷房なので実は除湿量も低め。温度もあまり下がらない。その代わり電気代が安い。
  • 再熱除湿: しっかり冷やして除湿する。そして空気を温めて排出するので快適。電気代は冷房より高い😱

我が家のエアコンは安物なので、再熱除湿は付いていませんでした。そもそも除湿で温風が出る機種って見たことないかも…。貴族の家にあるんですかね。

一日つけっぱなしで本当に電気代が30円なのか?

これ、試しながら思ったのですが、部屋が広かったり、頻繁に部屋を出入りしたり、日当たりのいい部屋だったり、窓が大きかったり、すき間の多い木造家屋だったり、部屋の中で動画のエンコーディングをしまくっていたり、大人が3人くらいいたり、エアコンのフィルター掃除してなかったり…と、環境によってだいぶ変わりそうだなと思いました。

一般的な軽鉄筋造りのワンルームアパートで一人暮らしとかなら30円位になると思います。

エアコン代を節約する方法にはどんなものがあるのか?

エアコンの節電というか効率的な使い方を考えていくと、冷蔵庫と同じになると思うんですよね。ドアを開けたままにしないとか、物を詰め込み過ぎないとか、温度を下げ過ぎないとか、よく似ています。エアコンを使う部屋自体を冷蔵庫内と考えるとイメージしやすいです。

そんな視点から、いくつか節電方法を調べてみました。

エアコンを24時間使わない

おまえは何を言っているんだと思われそうですが、仕事や旅行で長時間外出する場合は普通に切ったほうが得です。エアコンを24時間つけっぱなし〜…という言い方の落とし穴は「こまめに消すか、付けっぱなしにするか」という視点で語られていることが多く、自分が部屋にいる時はつけっぱなしで良いんですが、いない時は消しといた方が節電できます。

平日は10時間家を空けるとして、10時間エアコンが動き続けるのと、夕方に生暖かくなった部屋をエアコンがちょっと頑張って冷やすのとどっちがお得か?みたいな問題になると思うんですが、手元の実験結果によると「最初の1時間は2円、それ以降は1時間1円」で推移(※環境によります)していたので、誰も居ない部屋で10円使うか、帰ってきてから2円使って冷やすか、という事になります。

本当に24時間使うのは、ペットがいる場合とか、休日くらいですね。

エアコンを買い換える

またしてもおまえは何を…と思われそうですが、これは冷蔵庫でもよく言われる話で、10年モノとかのエアコンだったら買い換えたほうがお得になったりします。

古いものは省エネ能力が低いのに加えて老朽化により元々の性能が出せていない事が多いので、1〜2年くらいの長さで考えるとお得になることが多いです。具体的にいくらお得になるかを出すのが面倒くさいので、10年使ってエアコンが臭いなぁとか、黄ばんでるなぁとか、異音がするなぁとか思うところがあり、手元に5万円程度のまとまったお金があれば、勢いで買ってしまっても良いかもしれません(無責任)。

サーキュレーターを使う

これはよく知られた方法ですね。最近は扇風機よりこっちの方が人気な気がします。

サーキュレーターは扇風機より風量があるので、部屋全体の空気を循環させやすいです。また風が動くことで体感温度も低く感じ、エアコンの温度を高めにしても快適に過ごせます。

風量を生かして洗濯の室内干しの時にも活躍します。扇風機より小型な物が多いので、一つ持っておくと何かと重宝します。

カーテンを閉める

レースのカーテンを閉めるだけでもだいぶ違います。外出時などは遮光カーテンも閉めてしまえば、窓からの熱気をだいぶ減らせます。

窓って意外と熱を通します。夏はモワッと熱いし冬は結露して冷たいし、厳しい季節になると「もうちょっと断熱性あればなぁ…」とよく思います。南向きの部屋や西日が当たる位置だと最悪で、夕方になっても室温が下がらなかったりします。

日差しが強すぎる場合はこういう商品を使う手もあります。

熱源をできるだけ減らす

主に台所とかでの話になりますが、ヤカンで沸かしたお湯が余った時にそのままにしておくと、湯たんぽのような存在になります。さっさと捨ててヤカンも水で冷ましておくと良いです。

浄水器やペットボトルの水を使う場合は、マメな話ですが使う分だけ計量してから沸かすようにしています。

外のほうが涼しい日はさっさと換気する

9月頃になってくると、朝晩に涼しい日が出てきます。エアコンを使っている家の中の方がちょっと暑い、というよくわからない状況になる場合もあるので、気温が変わったらサクッと換気しちゃいましょう。

フィルターを掃除する

エアコンって高い場所にあるので、フィルター掃除がすごく面倒なんですよね。僕も億劫でなかなかできないんですが、月に1回くらいは面倒見ておくと節電になります。

冷房を使う期間って7〜9月の3ヶ月程度なので、1年間に3回だけと割り切れば意外とやれると思います(暖房を使う場合はもうちょっと増える)。

室外機を効率的に冷やす

エアコンの説明書などを見ると「室外機の周りに物を置かない」という注意書きが載っています。室外機の中の扇風機が風を出すんですが、近くにものがあったり雑草が生えていると効率が悪くなるんですね。室外機の中を見てみると、エアコン内部と同じような冷却フィン(ミルフィーユ状に配置された薄いアルミの板)が見えると思います。

超ざっくり言うと、「室内の熱を外に持ってきて捨てる」というようなことをしています。熱を捨てる室外機がちゃんと機能しないと効率が悪くなって燃費が悪くなる、というようなイメージです。なので、室外機の周り、特に風が出てくる場所はしっかりと空けてあげて、熱がこもらないようにしっかりと逃がしてやることが大切です。

また、直射日光が当たる場所だと扇風機で冷やしきれなくなります。そういう場合は日よけを作るわけですが、山善から出ているこういう商品がコスパ的にもかなり効果的なようです。

上記商品は販売終了したのかAmazonで取り扱いがなさそうで、新しいモデルが出ていました。

アルミは太陽からの輻射熱を効果的にカットするので、効果が高いようです。

まとめ

うちの環境では、エアコンを1日つけっぱなしでも電気代が30円前後ということが分かりました。なぜか除湿の方の電気代が高くなってしまいましたが、一般的にはドライ(弱冷房除湿)の電気代が一番安いとされています。

部屋や家を冷蔵庫の中だとイメージして、カーテンを閉めたり、熱源を減らしたり、こもった熱気を換気したりすると効果的です。扇風機やサーキュレーターを併用すると設定温度を下げても快適に過ごせます。

温度と湿度が見えていると、温度調節の目安にしやすいです。うちは無印の小さい温湿度計を使っていますが、Amazonだとこの辺が人気のようです。

さっと確認するならアナログよりデジタルの方が便利でした。数字も大きい方が見やすくて良さそうですね。

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