「バスタオルを何日で洗うか問題」 というものがあります。
日本語で最も古いものはベッドのシーツは何日に1回洗濯しますか?【jpcanada掲示板】というページのようで、2001/04/08に投稿されています。ここでのトピ主(という呼び名もなかった時代)は週1、長い人は2週に1度、毎日洗濯派もいました。
ただ、渡航者向けの掲示板のようで、洗濯期間が長いのは気候のせいなのか、文化のせいなのか、偶然なのかわかりませんでした。
我らがOKWaveでは、最も古い質問が2001年にありました。
バスタオル・シーツ(和布団)・枕カバーってどれくらいごとに洗っていますか? 【OKWave】
こちらでは毎日 or 2日おきという解答でした。2000年代後半からバスタオル問題がメディアに出てきたみたいですね。
自分の場合は、実家の頃は母が2〜3日に一度は洗濯していました。結婚した現在は臭ってきそうな気配がしたら…といういい加減な不定期です。長いと5日くらい空いてそうです。
バスタオルの菌と臭い
バスタオルを洗濯せずに使い続けるとどうなるか?雑巾の臭いになります。では雑巾の臭いの原因は何か?雑菌です。
自分も「風呂あがりはキレイだから洗わなくても良い」と思っている派でしたが、カラダを石鹸で洗っただけで消毒をしたわけでもなく、皮膚に住む常在菌はいるわけです。
それに空気中にもホコリに混じってカビなどの菌がいるわけで、タオルが無菌なわけないんですね。
洗濯したばかりのタオルが臭くなる例、ありますよね?梅雨時の部屋干しです。あれってカラダ拭いてないですよね?なのに雑巾臭いですよね…。
バスタオルを毎日洗うのは大変
バスタオルはフェイスタオルと比べて大きいです。加えて吸水性を高めるために厚手のものもあります。
4人家族で毎日洗濯していたら、それだけで洗濯機(ファミリーサイズの7kg想定)の半分が埋まってしまいそうです。もし雨続きで洗濯物を溜めてしまったら即アウトっぽい!干す場所もなくなりそうです。
ミニバスタオルという存在を知る
バスタオルの洗濯はちょっとしたイベントでもあります。
洗濯槽の多くをタオルが占めるとなれば、ついでに溜まっていたフェイスタオルも突っ込み、色物衣類は混ぜずリネン類だけを突っ込み、漂白剤、柔軟剤を入れ、洗濯機のメニューをいつもの時短モードから標準か念入りモードに変更し、繊維の奥までビシっとキレイになってほしいものです。
そんな気持ちでいたせいか、バスタオルの洗濯ハードルが自分の中で上がってしまい、臭いが我慢できなくなる所まで引っ張るようになってしまいました。
臭いバスタオルを使うとどうなるか知っていますか?お風呂あがりなのにタオルで拭いた所が雑巾臭くなるのです。ひどい!
そんな生活を数年送ったのち、無印良品の店舗で「コンパクトバスタオル」というものを見つけました。普段のバスタオルが70×140cmなのに対し、コンパクトは50×100cmと小ぶりになっています。
コンパクトバスタオルの検索結果 – 無印良品ネットストア
無印は地味なので他のものがよい、という場合はAmazonで「ミニバスタオル」と検索すると出ます。
Amazon.co.jp: ミニバスタオルの検索結果
もともと通常のバスタオルを端まで使っていたわけでもなく、髪が特別長いわけでもないので、コンパクトバスタオルを買って使ってみました。フェイスタオルよりは大きいので、大人の体を拭くには十分な大きさがあります。
生地は通常サイズと同じなので、吸水性にちがいもありません。今までどおり体を拭いて、干してを2日くらい続けました。
気軽に洗濯できるミニバスタオル
3日目の朝に洗濯機を回そうと準備をしていて、洗濯槽の上に少し余裕を見つけました。
あとタオル1〜2枚くらいならいけるけど、重厚なバスタオルを入れるほどじゃないな〜〜。。。
アーーーッ!俺のバスタオル小さいんだった!
と思い出して洗濯しました。
洗濯ハードルが下がったので、以降は3日に1度のペースで洗濯できています。
バスタオルに黒い斑点が出る
白いバスタオルを使っていた時に出ました。今は茶色を使っているので見えにくくなっていますが、よく調べたら出てるかも。こいつの正体はカビで、ハイターなどの漂白剤を使っても落ちませんでした。
バスタオルはその大きさ、厚さから乾きにくいので、他の洗濯物よりちょっと特別扱いしてやらないと湿りっぱなしです。洗濯したものならいざしらず、体を拭いて皮脂がついた状態で吊るしておけば、絶好のカビ培養所になってしまいます。うちのタオルがいつ頃カビたのかはわからないのですが、やっぱり梅雨時なのかなぁ?と思っています。
ハイターで漂白すれば、黒ずみは取れないものの殺菌はできています。が、そうは言っても黒い斑点があるタオルを毎日使うのは抵抗があるもので、これならいっそ気づかなければよかった…と思いながらしばらく使用し、さいごは裁断して雑巾にしました。
カビの対策はマメに洗濯することですが、ミニバスタオルなら洗いやすく乾きも速いのでおすすめです。「バスタオルは大きくないとダメ」という先入観なんて要らなかったんや。
まとめ
- バスタオルの洗濯回数で悩んでいたら小さいものを試してみよう!
- 速乾性に着目してマイクロファイバーのバスタオルを選ぶのもアリ
- カビさせたら消せないのでちゃんと洗濯しよう
後日、めちゃめちゃ吸水性、速乾性の高いタオルを見つけて買ってきました。水泳やってる人がよく使っているものだそうで。
余談:バスタオルの臭いの取り方
一度生乾き臭が出るようになったタオルは洗濯しても臭いがすぐに再発します。バスタオルに限らず、もっと小さいフェイスタオルやガーゼハンカチでも発生しました。
除菌などを謳う漂白剤を入れて洗濯しましたが、2度ほどタオルを使うと生乾き臭が出るようになりました。漬け置きすれば消えますが、色物柄物のタオルをつけ置きするのは気が引けます。
熱湯につけると解消する
普段の洗濯や漂白剤では落ちない石鹸カスなどもあるらしく、それらがたまると悪臭が出るようです。洗濯いみねー。漂白剤を使った漬け置きでもいいのですが、熱湯をかけると意外とすぐに解消します。消毒というよりは石鹸カスなどが溶け出すようです。
洗濯物を鍋で煮込む「煮洗い」という方法もありますが、バスタオルが入る鍋だと寸胴になってしまいます。料理好きの方はご自宅にあるかもしれませんが、わが家には小さい鍋しかないので煮洗いできませんでした。
代わりにヤカンで2Lほどの熱湯を作り、バスタオルをプラスチックの洗濯桶に入れて、その上から熱湯をかけます。2Lでは足りないので、残りは水道から出るお湯を足していきます。
洗濯物がお湯に浸かる所まで入れたら適当な棒とかシャンプー容器などでグイグイ押したり混ぜたりして、冷めるまで放置します。
これだけでおおかたの臭いは落ちますが、効果を上げたい場合は熱湯を増やしたり、セスキ炭酸ソーダを混ぜたりします。お湯が冷めた後は普通に洗濯して乾かします。すっきりしますね。