もういくつ寝ると大掃除です。大掃除はいつも掃除しない所をキレイにしたり、見過ごしてる汚れをガッシガッシと落とします。キレイにすべき場所はたくさんあるのに、気が付くと窓だけ徹底的に拭いて1日が終わる時もありました。
家族もいると、それぞれ分担して進めたほうが早いです。大掃除はもはやひとつのプロジェクト。楽に進められる手順書ないかなと探したらダスキンのサイトにありました。
掃除といえばダスキン
ダスキン流大掃除のポイント | くらしお役立ち情報 | ダスキン
家事代行というこびりついた汚れを物理的に札束で殴る方法もありますが、今回は自分でやります。今回はと言うか毎年自分でやってます。本当は物理的に殴りたい。
ダスキンはフロアモップのレンタルとか、家事代行とか、害虫駆除とか、掃除を軸にした企業です。意外な所でミスタードーナツも経営しています。
「ダスキン」は英語の「ダスト」と日本語の「雑巾」の合成語。当初は「株式会社ぞうきん」という社名にしたらどうかという提案も創業者の鈴木清一から出たといわれるが、社員の「人に言いにくい」「嫁が来ない」などの反対により、この社名になったという。
ダスキン – Wikipedia
創業者のセンス最高ですね。そんなダスキンのサイトに大掃除の特集ページがあり、一番上に貼った 大掃除少しずつプランシート(pdf) はこの中にありました。
大掃除 どこからやるのか わからない
「さぁ大掃除だ!」と言われてもどこから始めて良いか分かりません。とりあえず自分の部屋を片付けたり、おもむろにガスコンロの五徳(ゴトク: 鍋とかヤカンを乗せる黒い金属の塊)を磨き始めたり、自分の場合は窓拭きのギラツキに気を取られて1日が終わります。忙しい年末に終日規模の大掃除なんてそうそう取れないので、毎年びみょうな達成感で年を越してました。
ダスキンのプランシートは作業の全体像、具体的な場所、担当者、予定日がまとまっていて、とりあえずこれを印刷して記入していくだけで作業内容がわかります。やることリストとかタスクリスト、TODOリストみたいな感じですね。
全部で12項目のうちキッチンが3個もあって、台所がいかに汚れているかわかります。毎日調理していたら油汚れとかたくさん出ますしね。
備考欄もあるので「窓はリビング中心、裏口の方は適当で良い」とかメモ書きしたりできます。
大掃除 早めに道具を そろえよう
イメージがはっきりしてきて「今すぐ換気扇を磨きたい!!!」と思うかもしれませんが、焦らず準備を進めます。大掃除当日に「洗剤きらしてた!」とか意外とやってしまいます。プランシートを眺めながら道具をリストアップして、家にあるかどうか、まだ使えるかどうか確認しましょう。
掃除する規模にもよりますが、イマドキはだいたいこの辺があれば良いです。
- マイクロファイバー雑巾(数枚)
- 激落ちくんなどのメラミンスポンジ(気持ち多めにあると良い)
- 花王のかんたんマイペット(窓にも床にも使える万能君)
- 重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダ
簡単な汚れならマイクロファイバーか激落ちくんできれいになりますね。かんたんマイペットは弱アルカリ性の洗剤なので、広い範囲で気軽に使えます。
細かい場所のホコリ取りが面倒くさい場合は
大抵のホコリは掃除機のノズルで吸う→マイクロファイバー雑巾で乾拭き、の順できれいになります。問題は掃除機を突っ込めない場所で、そういう所にはエアダスターを使います。
ホコリがぶっ飛ぶのマスク推奨です。おもちゃ箱の中とか、本棚とか、ペン立ての中とか、細かくて丁寧にやるのが面倒くさい場所によく使います。仕上げに100円ショップとかのマイクロファイバーモップでササッと拭いておけばOK。
カーテンやソファカバーなどの大物もやっつけたい場合は
上に加えて普段の洗濯洗剤も残量チェック。大物は洗剤の消費も多くなるので、うっかりすると年末年始の洗濯で困る時があります。柔軟剤も合わせてチェックすると良いでしょう。
人によってはシミ取り用の漂白剤、洗濯糊なども見ておくと良いです。
水回りの水垢が気になる場合は
「クエン酸パック→クエン酸の粒でゴリゴリ」で落ちると書いてあるページもありますが、100円ショップにおいてあるウロコ取りが楽で良いです。
薬局などにも↑のような700円前後の物が売ってますが、100円ショップの物もほぼ同じです。シルクによく売ってます。
複数個買っておいて、トイレの水垢や尿石用に使うのもアリです。サンポールで中和するより早い。
台所回りの油汚れが面倒くさそうな時は
1,000円くらいで買えるこの辺を使います。クリーンシュ!はテレビでも出たみたいですね。
油汚れはアルカリ系の洗剤を使うとよく落ちます。上の2つは強めのアルカリ洗剤なので、吹きかけてしばらく置いておけば油が分解されてすぐ落ちます。キッチン泡ハイターも同様にアルカリのため、僕はこちらを代用しています。
どれも強力なだけに取り扱いに注意が必要なので、換気したり、マスクしたり、手袋したり…といった準備も必ずしましょう。フル装備でのぞめば油汚れもヌルッと落ちます。
金属部のサビ取りとツヤ出しをしたい
ヤカンとかピッカピカやぞ!ウチは液状タイプを使ってますが、保管に便利なチューブタイプがありました。余ってるボロ布(靴下とか下着など)も一緒に用意しましょう。
お正月とか暇な時にこういう遊びもできます。
道具がそろったらちょっとずつ進めよう
大掃除を始める前に不要なものを捨てておくと後々ラクです。拭き掃除をしたいのに物を出し入れするだけで疲れちゃいます。押入れやクロゼットの中身もちょっとずつ出して整理を進めておきましょう。
江戸時代(中期以降)の大掃除は、押入れの奥から出てきたり、襖の下張りなどに使われていた浮世絵や瓦版を見つけては、ついつい読みふけってしまう、といった和やかな一面もあり、
掃除 – Wikipedia
押し入れのアルバムとかを見て手が止まるのは江戸時代からの伝統っぽいので、時間のあるうちに読みふけりましょう。
物が捨てられない、断捨離が苦手なあなたに
まずこれを見て、自分の中に原田泰造役のキャラを作りましょう。
自分の中の原田:「これは…いらないです」
下ごしらえを済ませたら、後は実行あるのみ!
仕事納めも経て年末を迎えたら、後は実行あるのみ!プランシートを頼りに無心で進めましょう。断捨離や片付けがある程度進んでいれば、ずいぶんとラクに進められるはずです。
掃除中思わぬ所で時間を食ってしまうかもしれません。午前中に3つ終わると思ったら1つしか終わらない、そんな事例はザラにあります。おおまかな時間を決めて、キッチンタイマーをかけておくと良いでしょう。
また、作業終了後に実際にかかった時間をメモしておくと、翌年以降の目安になります。台所は思ったより時間かからなかったな、窓拭きは疲れてしまって時間かかったな、などの記録が翌年の見積もりの精度を上げてくれます。
大掃除の気分を盛り上げるためのBGM
Amazonに謎のBGM集があります。Amazonプライムに入ると無料で聴けるので、プライム会員の方は是非参考にしてみてください。そうでない方は…そうですね、J-Waveとかですかね…。
どれも大体1時間20分ですね。どういうセレクトなのかよくわからないAmazonクオリティ。ジムのBGMっぽさがあるかも?