カビ臭いエアコンを自分で洗浄した

掃除前のエアコン内のファン

久しぶりにエアコンを付けると「モワァ・・・」と臭気が出てきました。年々臭くなってきていて、毎年秋頃にはエアコン掃除スプレーで掃除しています。が、カビ臭さが全然減りません。

「エアコン 洗浄」で検索すると、どうもニオイのもとは冷却フィンの奥にある、風を起こす装置にあるようです。道具を揃えて自分で掃除してみました。

まず、前提となるお話

うちのエアコンはちょっと古いやつで、パナソニックのCS-221CF、2011年発売のやや古いモデルです。以前別のエアコン記事を書いたことがあり、そちらにも登場します。

関東も梅雨が開けて真夏日が増えてきました。テレビでも気象予報士の人が「熱中症に気をつけようね、エアコンちゃんと使ってね」とよく解説しています。 エアコンをつけると気になるのが電気代。暖房は遠慮なく使うのに、冷房は電気代が...

で、今まではこういう商品で掃除していました。

エアコンの蓋を開けて、ホコリフィルターを外すと銀の板がビッシリ入ってますが、あそこに吹き付ける洗浄スプレーです。銀の板は冷却フィンと呼ばれるもので、あそこがキンキンに冷えて涼しい風を生み出しています。

冷える=結露する=カビる、ということで臭いの元だと思っていたのですが、見た感じカビていないし、臭くもありません。実はその奥にある円筒状の送風機がニオイの元で、そっちを掃除しないとキレイにならなかったようです。

送風機、別名「シロッコファン」

あんまり聞き慣れない名前ですが、あのタイプの送風機はシロッコファンと呼ばれるものだそうです。身近なものだと換気扇も同じ形状をしています。あとはパソコンの冷却用ファンとかでしょうか。

記事冒頭に汚い写真が載っていますが、あんな感じでシロッコファンにホコリが絡まり、そこにカビが発生して臭いを出しているそうです。ホコリフィルターをマメに掃除していればこんなことには…。

こういう洗剤を使いました

ムースとリンスの2本構えで掃除するやつです。パッケージにもあるように、シロッコファンを泡でモコモコにして、リンスで洗い流すという物でした。

Amazonでくうきれいを注文した時の表示

実は2年前に購入していたのですが、作業が面倒くさくてずっと物置にしまってありました。エアコンをビニールで囲ったりと設置が面倒だったので、ずっと放置していたのでした…😅

エアコン洗浄のやり方

くうきれいでのエアコン洗浄手順

パッケージ裏に簡単な手順は書いてあります。

  1. エアコンを養生する
  2. シロッコファンにムースを付ける
  3. ファンをスプレーノズルで動かして再度スプレーする
  4. 30分放置
  5. リンスで流す
  6. 洗浄液が抜けたら送風して終わり

ざっと見た感じ簡単そうですが、細かい所まで説明していなくて不安になりました。動画で説明してるユーチューバーいないかなと探すと、公式が動画出してました。

あと、個人が撮ったやつもありました。

どちらも説明がダルいので、1.5〜2倍速再生で見たほうがいいかもしれません…。埋め込みプレーヤーの⚙アイコンから変更できます。

手順1: エアコンとそのまわりの養生

くうきれいにはエアコン下部に取り付ける養生シートが付いています。袋状になっていて、最後にリンスで流した汚水がここにたまります。

動画を見ると、それとは別に壁や床にもビニールを敷いています。それらは付属していないので自前で用意してね、ということでした。ブルーシートや新聞紙で良いです。

手順2〜3: ムース缶をよく振ってファン全面に塗る

ファンは風が出る穴、エアコンの下側からしか使えないので、見える範囲で塗ったらファンを回す必要があります。説明書にはノズル先で回せとありましたが、割り箸とか硬いものの方がやりやすかったです。

手順4: 30分放置

ムースが汚れに浸透するまで待ちます。ムース自体は普通のアルカリ性洗剤でした。マジックリンみたいな感じ。ちなみにリンスは弱酸性で、中和しながら流すようです。

手順5: リンスで汚れを流す

洗浄ムースで溶け出したエアコン内の汚れ

こういう感じで汚水が流れ出てきます。ただリンスだけでは流しきれないので、Amazonの関連商品にこういう物が表示されていました。

ペットボトルを簡易スプレーに変える商品です。リンスで中和したあとこれで水をかけて流し出すといい感じになります。

ただし、水を使うと養生シートが重さで外れてしまいそうなので、赤丸の部分のように下に水を流す穴とパイプも付けておきました。家に余っていたプチプチを筒状にして、養生シートに貼っただけのものです。意外とうまくいきました。

手順6: 送風で乾かして終了

掃除後のエアコンのファン

最終的にこんな感じになりました。見た目、ほとんど変わってませんね!どうもホコリが分厚すぎて取り切れなかったようです。歯ブラシを使ってみましたが長さが足りず、うまく落とせませんでした。

気になる臭いですが、こんな見た目でも臭わなくなりました! 最初ちょっとホコリっぽい臭いがしましたが、しばらく送風を続けていると臭いが消えていきました。上手くできたか不安でしたが、意外となんとかなるもんですね。

作業のふりかえり

養生シートの加工が面倒くさかった

Amazonのレビューを見て初めから水をかけるつもりだったので、養生シートを加工しました。これが微妙に面倒くさい!次やるときはこれを一緒に買おうかなと思っています。

ホースとブラシがついてくるそうです。うん、ホース欲しかった…。

ホコリが取れない!

シロッコファンまで歯ブラシが届かず、うまく掃除できませんでした。関連商品にこういったブラシが出ていたので、次は用意してみようかなと思っています。↑のエアコンカバーにもブラシが付いてきますが、長さ足りるか心配で。

まとめ

総作業時間は2時間程度でした。ほとんど養生シートの設置でした。カバー使えばもっと早くできそうです。

意外と手軽に掃除できて、カビ臭さもしっかり除去できました。業者に頼むと10,000〜20,000円くらいかかるそうなので、自分でやるのが面倒くさくなければこのムース洗浄はアリだと思います。

あと、毎年エアコンの設置は7月頃がピークになります。エアコンの故障に気づくのもその時期らしく、業者などは「早めの動作確認を」と声かけしているようです。

早い人は梅雨の時期からエアコンを使い出すと思うので、それより前、5月の気持ちいい時期に、エアコンの動作チェックも兼ねて掃除しておくと良さそうだな、と思いました。

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