うちの奥さんがビルケンシュトックのボストンを使っています。ぽってりした見た目がカワイイですよね。4〜5年前に買って気に入って履いていたんですが、お手入れをしてこなかったのでつま先の方がガスガスに削れて汚れてしまっています。
ブラッシングや靴クリームでは落ちない汚れが溜まってきてしまったので、思い切って水で丸洗いしてみました。
「革を洗う」と言えばサドルソープ
だいぶ前に買ったKIWIのサドルソープです。自転車やバイクのサドル、もっと言えば馬具のサドルなんかを洗う固形石鹸だそうで、要するに革用の石鹸です。革って水につけていいの!?って僕も思ってたんですが、いいみたいです。部分的に革を濡らすとシミになるんですが、全部を濡らせばシミにならないのです。
上のやつはAmazonで品切れになっちゃってますが、靴屋とかに行くと1,000円くらいで買えます。最近だとエムモゥブレィのやつが人気でしょうか。
サドルソープの検索結果 – Amazon
サドルソープの中身です。過去に革ジャンとかブーツの洗濯で使用したので、結構減ってますね。あとなんか縮んでるし変色してる…。
裏面です。濡らしたスポンジに取って使ってねとあります。洗浄ついでに栄養も与えると書いてありますが、成分を見るとほぼオイルと蝋でした。
サンダル側も湿ってたほうがいいと思ったので、おもむろにバケツへ突っ込みます。
愛用のさかなスポンジに石鹸をつけ、サンダルの表面を洗っていきます。泡立ちがいいので洗っていて気持ちいいです。
さかなスポンジについてはこちらでも言及しています。
洗い終わってすすぎました。
そのままだと型くずれしそうなので、中に新聞紙を詰め、アッパーもタオルで拭きました。
乾いた状態です。写真で見ると分かりづらいんですが、細かい汚れが消えて、全体的に明るくなりました。
ビルケンに靴クリームを塗る
保湿と栄養のために靴クリームを塗ります。ミンクオイルとか色々ありますが、うちはラナパーというクリームを使っています。これもだいぶ前に買ったやつで、汚れも取りつつ栄養が〜というクリームなんですが、最近だとこちらもエムモゥブレィが人気みたいですね。入れ物もかっこいい。
靴クリームの検索結果 – Amazon
ラナパーは250g(背の高い方)を使っているんですが、そんなに頻繁に使わないので全然減りません。酸化とかしないのか見た目も変わらないので、死ぬまでこれ使うんじゃないかな…と思い始めています。
全体に丁寧に塗りました。しっとりしましたね。
ソール交換のために修理に出す
ところでこのボストンなんですが、なんとソールが欠けてしまっています。ビルケンのサンダルのソール、普通はテカテカの樹脂みたいな物で側面を固めてあるんですが、長年の使用で崩れてしまいました。
実は修理に出すか新しいのを買い直すか迷っていて、どうせ壊れかけてるしダメ元で丸洗いしてみるか!というよくわからない理由から、今回の実験をしたのでした。丸洗い自体は良かったので、また汚れてきたらこの手順でやってみようと思います。
で、修理の話です。ボストンは新品で買うと15,000円前後します。修理…と言ってもソールの取り替えになると思っていて、それが1万円を超えるようなら買い直そうと思っていました。
お店に持っていって見積もりしてもらうと、なんとギリギリ9,000円でした。なのでそのまま修理をお願いしてきました。
預けて2週間ほどするとお店から連絡があり、受け取ってきました。ここだけ見ると新品みたいですね。
長く使うとソールが潰れて沈むそうで、今回新しいものに変わったことで、高さが上がっているそうです。以前と同じベルトの位置だとちょっと窮屈に感じるかもしれません、とのことでした。奥さんは特に気にならないようで、そのまま履いています。
修理明けの電話のときに、お店の方に「磨いても良いですか?」と聞かれました。ラナパーでいい感じにしたんだけどな…と思いながらOKしていたんですが、受け取ってみるとツヤツヤのピカピカになっていました。やっぱり専門の人にやってもらった方がキレイになりますね。
こまめにメンテしつつ、壊れたら修理で直せることがわかったので、このサンダルとは長く付き合えそうです。