セリアに木の小物入れが売っています。無塗装の素朴な箱です。かわいらしいのですが、少し安っぽさもあります。
無塗装なら上から色を塗ればいいよね?ということで、ターナー色彩から出ているアンティークワックスを使ってエイジング加工してみました。
これがこうなります
いやー、すごいですね。安っぽかった木箱が、ディズニーのカリブの海賊の小物みたいになりました。10分くらいで塗り終えました。
やり方
- 2,000円くらいするこのワックスを買ってきます
- 結構大きいので(手のひらからはみ出すくらい)、ひとつ買うとしばらく使えます。木製の大きい机や本棚1つくらいはカバーできそうです。
- 使わなくなった靴下などを使って、ちょっと力を入れてゴリッとワックスを取ります
- 木の表面にちょんちょんと付けていき、ムラにならないように伸ばします
- 塗り始めは木材がワックスを吸うのでムラになりがちですが、多めにゴリッと取ったワックスを少しずつ塗り拡げていくと良いです
- 全体が塗れたら少し乾かして、乾いた布で乾拭きして終わりです
- 目立つムラが出ていたら薄く二度塗りしましょう。簡単にごまかすことができます。
乾拭きの前に固めのブラシでこするとさらに深みのある艶が出るそうです(公式情報)。木目に入ったワックスが光るんでしょうね。
このワックスの良いところ
そこそこ伸びる
そこそこ伸びます。乾燥した木や雑巾には 最初染み込む感じ がありますが、使っているとだんだん伸びが良くなってきます。独特なニオイがあるので換気は良くしておきましょう(そこまで臭くないのですが、鼻が慣れるまでは蜜蝋か何かのニオイがします)。
色の種類が多い
色は8種類もあります。うちはウォルナット(黒っぽい焦げ茶)、チューダーオーク(焦げ茶)、ラスティックパイン(黄色みのある茶色)の3種類を持っていますが、他にもクリアー、ホワイト、チーク(赤っぽい色)、ジャコビーン(焦げ茶)、ダークオーク(焦げ茶)があります。
無印良品の家具でウォルナットの棚を持っているので、それに合わせるために最初はウォルナットワックスを買ったのですが、色が黒すぎて合わず、自然な感じに見えたラスティックパインを買ってみたら黃色っぽすぎて普通のオーク材家具にも合わず、チューダーオークを買ってみたらピッタリだった、という経緯で3つ持っています。
セリアの木箱はウォルナットで塗ってブラッシングもしてあります。チューダーオークだともう少し明るい色になるでしょう。
撥水性がある
ワックス(油)なので撥水性があります。水の掛かる場所でも安心ですね。レビューのどこかに「うっかり水をこぼしてシミを作ってしまった木の板に、ヤスリがけをしてシミを消してからワックスを塗り込んだらいい感じになった+耐水性が付いた」というものもありました。
という感じでDIYのお供におすすめ
木目が生きるので、表面や角などの毛羽立ちをヤスリで整えてから塗り込むと簡単にアンティーク家具が作れます。パイン材、SPF材、ファルカタ材など、DIYでよく使う木材を手軽に高級な感じにできます。
IKEAに1,500円くらいで売っている木のレタートレーがあります。KLÄMMEMACKA(クレッメマッカ)という商品なのですが、無塗装なのでワックスが使えます。ダーク系のワックスを掛けると高級そうなトレイに早変わりするのでおすすめです。
また、同じターナー色彩から出ている「アイアンペイント」シリーズの黒を合わせると、メチャクチャ簡単にインダストリアル風家具を作ることができます。ザラザラした黒い鉄と、渋い色味の木材でできたアレですね。この絵具は水性なので乾く前なら簡単に落とすことができるし、ニオイもないので室内で作業もできます。楽しいですよ😁