ウーパールーパーはメキシコで人気

ウーパールーパーはメキシコで人気らしいです。マイクラにも入ってるくらいなので世界的に人気だとは思っていましたが、メキシコが特に人気なんですね。
「たしか別名…メキシコなんとか…、なんだっけ?」と思って「メキシコドラゴン」で検索したらケツァルコアトルが出てきました。「なんか違うな…」としばらく見ていましたが、正しくはメキシコサラマンダーでした。
発端のツイート
ウーパールーパーを描いているだけでメキシコ人からいっぱい感謝されるので現地で相当人気なんだろうなって思う…
— いなほ ゆら (@yura_inaho) November 29, 2025
このツイートのリプライにも現地の方からの投稿がいくつかあります。本当に人気っぽい。日本でこれに相当する生き物は…と思っていたら「たぬきですね」と書いてる人がいました。たぬき、確かに最近流行っているし日本中にいるけど、どうなんでしょう?
ウーパールーパーはメキシコ現地では紙幣にもなっているそうです。このレベルだと日本で言うなら「トキ」でしょうか。たぬきとは格が違う。
※余談ですが、トキが国鳥だと思っていたらキジでした。福沢諭吉の裏にいましたね。 お札の基本情報 独立行政法人 国立印刷局
トキは絶滅危惧種でしたが、2000 年代以降は保護活動が功を奏して個体数を増やしています。ウーパールーパーも同様に絶滅危惧種ですが、こちらは現在も進行中です。住んでいる場所がメキシコ中部のソチミルコ湖周辺のみですが、この湖(というより湿地帯)は近隣の都市化の影響で水質が悪く、ウーパールーパーの生息に適さなくなってきているそうです。
また、個体数が激減しているので遺伝的多様性がかなり失われており、ますます危険な状態になっているとのこと。
上記どちらもボリュームのあるページでした。注目度は高いし、湖も含めて観光資源としても重要なので保全活動がんばってほしいですね。
日本ではウーパールーパーがホームセンターで普通に売られているので、「意外とその辺にいるのかな?」と思っていましたが、思ってた以上に事態は深刻でした 😓 野生の個体は減っていますがペット用としての需要が強く、ブリーダーが様々な色や模様の変異体を生み出しているそうです。良いんだか悪いんだか…。
日本でのウーパールーパー
ウーパールーパーという名前は日本語…というか和製英語らしいです。80 年代のペットブームのときに「ウーパールーパー」という名前で売り出されて定着しました。80 年代といえばエリマキトカゲとウーパールーパーをよく見かけましたね。
日清焼そば UFO のキャラクターとして、宇宙人っぽい名前の「ウーパールーパー」として出てきました。「ウパ〜」と喋ってます。
この CM の制作会社が「ウーパールーパー」の名付け親。「ウーパールーパー」という固有名詞は、焼そば UFO の CM の為につけられたものである事は、あまり世間には知られていない。
という真偽不明の情報が YouTube のコメントにありました。ウェブ上に資料はなさそうなので、85 年ごろの広告批評(という雑誌)を調べるとなにか見つかるかもしれません。
同時に、焼きそば UFO を買って応募券を集めて送ると抽選でもらえる目覚ましもありました。なんでもありの 80 年代って感じがします。当時は変形ロボとかも流行っていたので、ウーパールーパーのヒゲ?が出たり引っ込んだりしてゴロゴロ転げ回る目覚ましでした。電子音よりモーター音の方がうるさいという。
しかし現地の人は知っているのか?日本で本名を出しづらいことを
ウーパールーパーの正式名称はアホロートル (Axolotl) です。日本以外の人がこの文を読むと「そうだね」としか思えないんですが、 日本人が見ると複雑な顔をしたり、爆笑したり します。なぜか?
アホロートルという名前は元々、古代アステカ言語であるナワトル語の「水(アトル)の神(ショロートル)」からきています。これがスペイン語の Ajolote(アホロテ)になり、日本に入ってきたときに「アホロートル」となったとのこと。
アホは日本語でそのまま「阿呆」ですが、ロートルは何でしょうか?
ロートルには諸説がありますが、フランス語で「古参兵を表す routier(ルチエ)」、中国語で「年寄り・老人という意味の老頭児(ラオトウ)」などがあり、どちらも古い人、古いものを指すようです。日本に入ってきたのは明治時代あたり。
つまり「アホロートル(アホの老人)」みたいな意味になるので、あの見た目の可愛さとのギャップに笑ってしまうんですね。ちなみに Axolotl を英語読みすると「アクソロートル」になり、今度はクソ💩 になってしまいます。ひどすぎる。
ということで…
ウーパールーパーはメキシコで人気、という話でした。逆に、「ウーパールーパー」という名前は日本以外に浸透していないので、ポケモンのウパーが出た時はどういう風に見えたんでしょうね?名前と見た目が連動していないので、なぞの水生生物と思われたとか?
僕はというと、進化系のドオーがナマズっぽいので、ずっとナマズだと思ってました…(ナマズンと被ってるのも疑問だった)。
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