部屋の収納を増やしたくて棚をいくつか見ていました。薄型で値段の安いものがほしいです。見た目はDUENDEのウォールラックが好みでしたが、2万円+送料ということで保留にしました。
今は突っ張り棒を使った棚もあるんですね。棚が3段ついて、服もかけられて、奥行きわずか26cmでたったの2,780円のラックを見つけました。「作りにくい!」というレビューがいくつかありましたが、逆に「コツを掴めば簡単」というレビューもあり、よく調べた上で購入し、問題なく組み立てられました。簡単にご紹介します。
製品概要
突っ張り棒を縦に使った棚です。パイプはすべて鉄でできているため、Amazonでは「スチールラック」の部類に入っています。ジョイント部分はプラスチック製です。
スチールラックといえばエレクターやルミナスを連想しますが、あれよりも存在感がなく、つや消しの黒のおかげもあり安っぽさもありません。耐荷重は各棚5kgと少なめなので、パソコンや音響機器を置くというよりは、衣類や生活雑貨の用途に向いています。
棚は細いパイプをプラスチックパーツにはめ込んで作る必要があり、ここで苦労する人が多いようです。今回はその説明をします。
用意するもの
- ゴムハンマー(100均の物でOK)(必須です!)
- 少年ジャンプ2冊
- 40〜60cmくらいの脚立、もしくは踏み台
ゴムハンマーは必須です(2回目)。上の説明書のように、連結パーツにパイプを差し込むのですが、手で押し込む程度ではハマりません。
そのためゴムハンマーで叩くのですが、突っ張り棒を差し込む部分が出っ張っているため、そのまま叩くと痛めてしまいます。そこで、突っ張り棒部分が床につかないように、左右に少年ジャンプ(のような厚みのあるもの)を置くと良いです。うちには無かったので、代わりに厚手のゴムマットを使いました。
連結パーツはかなり丈夫なのか、適当に叩いても壊れませんでした。パイプ6本 × 左右2箇所 × 3枚の合計36箇所を差し込んでいきます。棚が完成したら作業はほぼ終わりです。
設置方法
説明書通りに作っていくと、棚とハンガーパイプを差し込んだ完成状態になります。そこで設置したい所に持っていき、天井が抜けないかよく確認した上で仮置します。説明書には「2人で作業」とありますが、軽いので1人でも大丈夫だったりします。
踏み台に乗って突っ張り棒の長さを調整して、床に降りて、突っ張り棒を押し付けながら設置しします。少し離れた所から見て、棒が真っ直ぐになっているかチェックします。問題無さそうなら設置完了です。棚の位置は簡単に変えられるので、置きたい荷物に合わせて調整しましょう。
簡単な仕組みで棚の位置を固定していますが、意外とずれません。
実は結構グラグラします
もっとガッシリしていると思っていたのですが、突っ張り棒(縦棒)は結構グラグラします。長いので「しなる」んですね。と言っても普通に物を置いたり、足に掃除機が当たる程度ではびくともしないので、使用上は特に問題ありません。棚の中央あたりを引っ張らないようにだけ注意しましょう。
まとめ
- 突っ張り棒ラックは意外といいぞ!
- アイリスプラザのこの製品はちょっとクセがあるが、ゴムハンマーさえあれば全く問題なし
- 艶消し塗装で意外と安っぽさなし。圧迫感もなし。
設置してから気づいたのですが、大きさの割に圧迫感がありませんでした。ラインナップに白もあるので、そっちを選んだらもっと存在感無いかもしれません。
メタルラックといえば、以前はエレクターやルミナスなどのギンギラなラックがほとんどでした。あれ丈夫で安いんですけど、重いんですよね。あとサビというか艶がなくなってザラザラしてくるし、棚の位置変えるのも面倒だし、あんまり好きではないです。
突っ張り棒ラック、当初は「洗濯機の上の棚」みたいな製品で出てきたような気がしますが、なんかいい感じに進化してるみたいです。おすすめですよ。