思い込みではない、正常なつむじの基準とは

つむじハゲになりかけていました。自分のつむじを見る機会がないため、鏡で見える範囲だけを見て油断していました。
子供に頭頂部の様子を指摘され、スマホのカメラで撮影し、インターネットを見て「これは思い込みなのか、ガチ薄毛なのか」としばらく悩みました。ガチ薄毛でした。
まず、正常なつむじとは?
自分が当事者になると、途端に周りの人のつむじを見るようになります。すれ違う中高生、服屋の若い店員、通勤途中のサラリーマン、バスや電車で見かけるおじさんなど。
彼らと自分のつむじを比較して、自分なりの「正常な状態」を見つけました。それは 「横から見て地肌が透けていない」 です。
正常なつむじはつむじ周辺から生えている髪の毛に元気があり、「立体的に上に向かって」 生えています(猫毛を除く)。つむじハゲが進行してくるとここの毛髪が細くなり、毛が立たずに横に向かって生えてきます。つむじの渦巻きもなくなり放射状に力なく生えているだけ。僕もそうなっていて、いわゆる「つむじ割れ」の状態でした。
数年前からつむじ周りだけペタンとしているので不思議だったんですよね。そこだけセットしづらいし、手で触るとぺちゃっとつぶれているし、髪質は太くて硬い剛毛なはずなのにつむじ周りだけ妙にサラサラヘア。実はつむじハゲが絶賛進行中だったようです。こわ…。
正常な、または理想なつむじは、髪の毛がつむじ周辺からもモワッと立ち上がっている状態だと思っています。
このページを見ているということは、あなたは自分のつむじに自信がありませんね?僕もそうでした。ここではまず、自分のつむじは正常なのか?薄毛が進行しているのか?を判断する基準の作り方をお伝えします。
現状を把握、つむじを撮影して確認する
正しい状態を知ることが大事なので、自分で写真を何枚か撮りましょう。
インターネットには真上から撮った写真がいくつも出ています。スマホを片手に持ち、いっぱいまで手を伸ばして上から撮ると、あの写真になります。
また、自分の側頭部、後頭部からも撮ります。ここで地肌が見えていたら黄信号です。
自撮りだと近すぎるので、スマホを高いところに置いてタイマー撮影もしてください。理想は「自分が他人のつむじを見るときの距離」にすることです。2 メートルくらいでしょうか。腕を使った自撮りの距離だと、相手のシャンプーの香りがわかるくらいの距離だと思います。街で見る人や会社の同僚をその距離で見ることは少ないので、2〜3 メートルの距離をあけた写真も用意してください。
自撮り棒があると一番いいですね。
いろんな場所で撮影する
完全に自分の体験からなのですが、こういう話題って人に知られたくないので 自室にこもって確認しがち です。明るいシーリングライトの真下で撮って、地肌が必要以上に明るく写って「俺はもうダメだ…」「電車で見たサラリーマンの方が生えてた…」となってました。
ちょっと待ってください。光源が、明るさが違うんです。そうなると見え方も変わるので比較ができません。自分だけ悪い条件、または良い条件で撮れてしまうので正しい判断ができません。そのため、色んな場所で撮影しておくことをおすすめします。
逆に暗すぎる場所も NG です。「自分はまだ地肌が見えていないからセーフ」という誤判定につながるため、正しい写真を集めましょう。
動画もおすすめ
写真だけだと同じ方向からしか見なかったりと情報量が少ないので、動画もおすすめです。カメラの位置をグリグリ変えて色んな角度から撮影してみましょう。
手で撮ると傾きが難しいので、カメラを固定して自分が動くほうがおすすめです。また、もし Insta360 などの全天球カメラを持っていたら、そちらのほうが楽かもしれません。
外に出て、人のつむじを見よう
最後に他人のつむじを見たのはいつですか?意外と見ていないと思います。目に入っていても、つむじに興味がなかったら記憶に残らないですからね。
今このページを見ている人なら、しっかり見えて記憶に残ると思います。いろんな人の頭を見てください。
おすすめは中高生です。 なぜかというと「100%薄毛になっていない」から。あの状態がベストなので、たくさん見てみましょう。「意外と髪の分け目で地肌が見えてるんだな」とか、「つむじから立ち上がるってアレのことか!」と発見があると思います。
次に 30 歳前後の人を見てみましょう。今まで気づかなかったものが見えると思います。「こいつ、肌と雰囲気から推定される年齢のわりに、つむじがヤバいな…?」「不摂生してそうな雰囲気なのに、まったく隙のないつむじ」。
次に 40〜50 代を見てみましょう。この年齢になると地肌が見えてきている人が多くなります。つむじ周りがペタンとしていて、もしかすると家で撮影した自分のつむじに似ているかもしれません。
60 代以降はあまり見なくてもいいですが、五分刈りにしているのに高校球児みたいにビッシリ生えているおじさんを見た時は、なんとも羨ましく思ったものです。
ここまで観察を進めると、 薄毛一族が持つ特殊な能力「旋毛眼(つむじがん)」 を開眼していると思います。自分のつむじの自撮りを見ても誤判定はほぼないでしょう。
あらためて自分のつむじを見る
周りの人のつむじを見て、自分のつむじと見比べて、どうでしょうか?「高校生ですがこれってハゲですか?」とか Yahoo 質問箱によくありますが、年齢的にありえないので大丈夫です。
20 代後半くらいからはちょっと注意しておくと良いと思います。写真を撮り集めて今後の資料にしましょう。
30 代以降だと「自分はちょっと進行しているが、意外と周りも同じだな」という感想になるかもしれません。「周りより明らかに進行している」という人もいるかも知れません。
つむじって普段自分で見ることがないので、元がどうなっていて、今どう変わってしまったのか、という比較がしづらいですよね。自分の場合は子供に指摘されて、慌てて確認して背筋がゾッとしたのですが、自分のつむじが写っている古い写真を集めて確認したところ、20 代の頃はつむじの中心だけの頭皮が見えていました。40 代になるとそれが広がっていて、遠目からも確認できる大きさになっていました。
まずは現在の自分の様子を知り、同世代の周りと比べてどうなっているかを確認するとよいでしょう。同程度であれば現状維持、進行していれば対策を取りましょう。
頭の悩み対策には「育毛剤」と「発毛剤」があり、現状維持なら育毛剤で良いのですが、進行してしまった薄毛は発毛剤を使わないと戻りません。僕は 4 ヶ月ほどアロゲインを使ったところ改善しました。ごく普通の AGA 壮年性脱毛症には確かに効果があったので、お悩みの方にはおすすめです。
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