ミノキシジルは本当に効く。アロゲイン4ヶ月で薄毛治りました

ここ 2 年ほど薄毛に悩んでいましたが、アロゲイン 5 を使って 4 ヶ月で成果が出ました。こういう薬、ほんとに効くんですね。おかげで助かりました。
本記事は個人の体験談です。使用は医師に相談のうえ行い、副作用の可能性にもご留意ください。
4 ヶ月でだいぶ増えました

8 月から使用を開始して今ちょうど 4 ヶ月目です。3 ヶ月目頃から「あれ、増えてる?」と思うようになり、4 ヶ月を超えたところで確信に変わりました。つむじハゲ治ったわ。
アロゲイン使用前はつむじ周辺の頭髪が減っていて、毛も細くなっていました。「つむじハゲ」で検索すると「つむじハゲ 思い込み」「つむじハゲ 基準」「つむじハゲ 正常」とか出てきて、みんな悩みは同じなんだなと思います。僕もめっちゃ見ました。そして自分のつむじを見ると 「思い込みか、思い込みだと言い聞かせてる薄毛の人」 という微妙なラインでした。
自分の実体験から、つむじハゲの判定方法を書きました。今では見知らぬ他人のつむじも瞬時に判定できるようになりました。
上の写真だと、 左のほうが毛が細く柔らかくなっている のがわかります。引きの写真で見ると頭頂部だけ潰れて平たくなっていました。これが 4 ヶ月で髪が太くなり、根本から立体的に生えるようになりました。
その前に 1 年無駄にしました
実は薄毛に気づいたのは 2 年前でした。子供に指摘されてスマホのカメラで自撮りしてみると、どうも様子がおかしい。色んな角度から撮影したり動画を撮ったりして、以前より毛が細く、少なくなっている事に気づきました。というかツムジこんなに広かったっけ…?
すぐに Amazon を開いて育毛剤などをチェックしましたが、 「どの商品も嘘をついているように」 見えてしまって選べません。リアップとかガチっぽいやつは 5,000 円〜9,000 円くらいして、ちょっと試すには敷居が高すぎます。
サクセスとかの育毛スプレーは 1,000 円くらいで買えますが、どれほど効果があるかわかりません。あと洗面所でシューシューとスプレーしてたら 「気にしていることが家族にバレてしまう」 という問題もありました。
いろいろ調べた結果、 頭皮の血行や健康状態を良くすれば良さそう 、という結論になり、医薬部外品のヘアローションとシャンプーを 3 ヶ月くらい使いました。ただこれは 発毛ではなく育毛 であり、現状維持で根本的な治療にはなりません。薄毛の進行を遅らせることはできたのかもしれませんが、回復には至りません。維持費も大変なのでもう少し安いローション、シャンプーに変えて様子を見ていましたが改善せず、1 年が経過しました。
この時にやったこと、覚えたことはここに書いてあります。
初期脱毛は起きます!めちゃ抜けますが復活します
アロゲインを使い始めて 2 ヶ月目くらいで抜け毛が増えました。シャンプー後に排水口のゴミ受けを見ると、結構な量の髪の毛が入っていました。 「初期脱毛は効いている証拠」 と理解していたのでそこまで心配せず見ていましたが、「抜け毛が多くて早く止めたい!」と思ってる人だとショックを受けるかもしれません。

引用元: 脱毛症 Q1 - 皮膚科 Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
よくある髪の毛の成長サイクルのイラストです。 初期脱毛で抜けるのは休止期、つまり弱ってる毛 です。上の図に赤い丸の「毛乳頭」と、そのすぐ上に「毛母」がありますが、毛母に付いている「毛母細胞」が増えて髪の毛を作っているそうです。
細胞なので寿命があり、誕生して元気な間は毛を作り続けますが、寿命が近づくと分裂速度が落ちて毛も細くなり、しばらく活動を止める休止期になります。
初期脱毛で抜けるのはこの「休止期」の毛なので、 むしろどんどん抜けて新しい細胞になってくれ! という気持ちで過ごしていました。
初期脱毛が終わると本当に増える
利用開始から 3 ヶ月目くらいで、シャンプー後の抜け毛が減っていました。初期脱毛時の量はかなり見た目のインパクトがあるので、経験した人は忘れないと思いますが、あれと比べると半分以下に落ち着いています。
4 ヶ月目くらいにスマホの自撮りで自分のつむじを見てみると、地肌の透けやつむじ周りのぺったりした感じが減っていて、発毛を確認できた、という感じです。
最近はちょっと気が緩んでアロゲインを夜しか使っていませんが、臨床試験では「朝晩の一日 2 回」で効果を確認しているので、早く確実に治したい場合は説明書通りに使ったほうが良さそうです。
ミノキシジルは対ハゲ用の攻撃魔法
ミノキシジルの効果は医療のお墨付きです。4 ヶ月〜1 年弱の試験でちゃんと成果も出ていました。
CQ3:ミノキシジル外用は有用か?
推奨度:A 推奨文:ミノキシジル外用を行うよう強く勧める (男性型脱毛症:5%ミノキシジル,女性型脱毛症:1%ミノキシジル).
調査では 1cm² の毛密度が 20 本ほど増えた、とあります。元の本数が書いてないので推測ですが、普通の状態だと 150〜250 本/cm² らしく、薄毛の人を試験に呼んでいるとすると 50〜100 本/cm² だったと思います。そこから 20 本増えると、イメージとしては「地肌が目立たなくなって髪が増えたと実感できる」レベルだと思います。まさに今の自分です。
薬なので副作用もあり、痒くなったり赤くなったりという症例があるそうですが、利用者全員に起こるものではなく、僕の場合は何も起きずに済みました。
フィナステリド、デュタステリドは対ハゲ用の防御魔法
AGA 治療をやっている病院などのサイトに良く出てくる名前ですが、これらは防御魔法に当たります。毛の成長サイクルが狂う…とかの説明がありますが、あれを整える作用があるそうです。
各薬の効果についてはこちらのページにまとめてあります。
ここでは概要だけ書いておくと、次のような作用があり、守りのハゲ治療でした。
- 男性ホルモンの強いのが出てくると、上に貼った毛のサイクルのうちの「成長期」がすぐ終わってしまう
- 男性ホルモン(強)はヒゲの栄養になるそうで、ヒゲは伸びるらしいです。 その代わり頭髪に対して「休んでていいよ」と余計なことを言う らしく、成長期を早々に切り上げて休止期に向かうとのこと
- その強い男性ホルモンの生成を抑える効果がある
僕の場合はその症状はあまりなかったのでミノキだけで済みましたが、「最近抜け毛が多い」という実感がある方はこちらの薬品も併用すると良いそうです。薬局では買えないので病院で出してもらいましょう。
センブリとかトコフェロールは補助魔法
育毛スプレーとかによく出てくる「センブリエキス」「生薬」などは補助魔法です。論文でも「C1.行ってもよい」程度であり、やらないよりはいいが、これで完治することはない、ということです。僕は 1 年補助魔法に費やしていたわけです。危なかった…。
アロゲインの使用感
付属の説明書に「ベタつきがちょっとある」と書いてありました。頭皮につけてみると、根本周辺の髪の毛がちょっとベタベタというか、バリバリになります。根本の毛が濡れたみたいに束になるので、整髪料を付けていない場合はそこだけちょっと目立ちます。気になる場合はウェットタイプの整髪料で周りを整えると良いかもしれません。
ニオイはありません。スーッとするとか、じんわり温かくなるとかもありません。ただ薬を塗布するだけです(上位版の MX はスーッとするようです)。

使い方は簡単で、キャップを取ると修正ペンの先端のようなノズルが出てきます。面白いのが、このボトルを逆さまにしてノズルをひねると、1 回分の使用量が先端に出てきます。ノズルを戻して頭にトントンすると、1 回分の量を適切に使うことができます。
ピンポイントノズルのお陰で他の毛にあまり付きません。最初はちょっと痛かったんですが、加減がわかってきたので今はちょうどいい刺激に感じる程度です。キャップを開けてから塗布して閉めるまで、30 秒もあれば終わります。
アロゲインのコスト
執筆時では 60ml で 3,600 円でした。3,000 円〜4,000 円くらいで売っています。1 回分は 1mL で、1 日に朝晩 2 回使います。1 本で 30 日分、ちょうど 1 ヶ月でなくなるようになっています。1 回につき 60 円になります。結構しますね…。
製品 1 本の価格が 1 ヶ月です。即効性はないので最低 4 ヶ月続ける必要があり、効果が出ても継続する必要があります。そうなると、 最安値でアロゲインを買っても、年間 36,000 円かかる ことになります。結構どころか、だいぶつらい。高い製品を使う場合は「年間 5 万円くらい」と頭の隅に入れておくとよいでしょう。
Amazon で「ミノキシジル」で検索すると似たような製品がいくつか出てきます。これを書いている現在はリアップ、スカルプ D、リザレックコーワ、リグロが 4,000〜6,000 円でした。すべてミノキシジル 5%なので、 どれを買っても効果は同じ です。価格の差は「タレント起用、CM などの広告費」と「補助魔法のかけ具合」なので、自分の好みで選ぶとよいでしょう。
ちなみに Amazon 最安は Amazon ブランドのこの製品で、ボトルの形状はアロゲインと全く同じです。つむじ周りがある程度回復して、ミノキシジルの継続利用フェーズに入った時に使ってみようと思っています。
まとめ
アロゲインは確実に効果があります。というかミノキシジルがすごいです。ただ初期脱毛や、効果が見えるまで 4 ヶ月もかかるので、不安な方はクリニックで相談したほうが「悩み」としては解決が早いかもしれません。
ミノキシジルについて詳しく知りたい方は、以下のリンク先の記事も参考にしてください。









