下痢止めで下痢はすぐに止まるのか?

突然下痢になりました。幸い通勤中ではなく自宅でしたので、トイレに籠って事なきを得ました。下痢をしながら直前に食べたものを思い出していましたが、特に変なものを食べていないし、時間も空いています。
ストレス?ウイルス?細菌?とかいろいろ考えましたが、こういうのは大抵、全部出してしまえば落ち着きます。今回は2日経っても調子が悪かったので近所の町医者に行きました。普通の整腸剤が処方されました。
整腸剤、下痢止め、痛み止めをもらいました
整腸剤は「ビオスリー配合錠」でした。名前からビオフェルミンとかそういう雰囲気ですが、「腸の調子を整えます」と書いてあります。同じ名前のものがアリナミン製薬から出ており、Amazonにもあります。雰囲気的に、テレビCMで良く見る「新ビオフェルミンS」と似た感じです。
3種類の善玉菌が入っているからビオ「スリー」のようで、腸内環境を整えて下痢を治したり、逆に便秘を改善したりすることができるようです。
本題と関係ありませんが、上の商品のレビューにとんでもない人がいたので載せておきます。
本来の用途とは違いますが、ビオスリーを飲むと酪酸菌によって腸内環境が整うのですが、優秀が故にカップ麺のようなジャンクフードを食べるとお腹が壊れることがあります。 私はこのシステムを利用して定期的にお腹を壊すことで排便してました。 便秘にも効くがコツがいる - ポチり手さんのレビュー | Amazon.co.jp
他に処方された薬ですが、下痢止めは「ロペラミド」、痛み止めは「ブチルスコポラミン」でした。処方の内容から、ウイルスや細菌性ではない、ストレスや環境依存と診断されているんだろうな?と思い、数日薬を飲んで過ごしました。
下痢がなかなか完治しない
整腸剤も飲んでいるし、うどんやお粥などの消化に良いものを食べて過ごし、たまにお菓子とか普通のご飯も食べたりしますが、そんな感じで適当にお腹を労って過ごしました。
昼に外食して、胃腸はなんとも無かったので「治ったかな?」と思いながら自宅でうどんを食べていたら、また下痢になりました。うどん、別に脂っこくないし、繊維質もそんなに多くないんですけどね…どうしてこうなった?
最初の激しい下痢で痛めた粘膜の回復待ちでした
最初に起こした下痢は結構痛かったです。痛すぎて立ちくらみみたいになりましたが、あの時に胃腸が荒れて粘膜にダメージがあったようです。原因になったものは謎ですが、あの日以降、同じレベルの痛みは出ていません。
外食も出来るようになって余裕こいてましたが、腸はまだ回復途中だったようです。夕食を食べて胃にものが入ったことで胃結腸反射が起こり、腸が動き始めたタイミングで痛みが出たのかもしれません。
ウイルスや細菌であれば熱が出たりしますが、そういう症状もなく、徐々に回復していきました。よかったよかった。
ここで市販の下痢止めに興味が出てきた
電車やタクシーに乗っていると下痢止めの薬の広告を見ることがあります。ストッパとかピシャットとか、すぐに止まりそうな名前のやつですね。
今回僕は医者から下痢止めをもらいましたが、市販薬も同じような内容なのか?すぐに止まるのか?が気になってきました。特に電車通勤しているときって、めちゃくちゃ緊急事態じゃないですか。各駅のトイレの位置を把握しつつ、降りてからトイレが一番近い駅まで我慢できるかどうかを頭の中で何度もシミュレーションしながらちょっと漏らしたりしますよね?
とりあえずAmazonで「下痢止め」を見てみると、このような製品がありました。
| 商品名・内容量 | メーカー | 価格 | 分量の基準 | 有効成分 |
|---|---|---|---|---|
| ロートエキス系ストッパ下痢止めEX・12錠 | LION | 675円 | 1錠 | ロートエキス3倍散 60mg(ロートエキスとして20mg) タンニン酸ベルベリン 100mg |
| ストッパエル下痢止めEX・12錠 | LION | 699円 | 1錠 | ロートエキス3倍散 60mg(ロートエキスとして20mg) タンニン酸ベルベリン 100mg シャクヤク乾燥エキス 24mg(原生薬換算168mg) |
| 小中学生用ストッパ下痢止めEX・12錠 | LION | 686円 | 1錠 | ロートエキス3倍散 20mg(ロートエキスとして6.7mg) タンニン酸ベルベリン 33.3mg |
| 下痢止め錠「クニヒロ」・12錠 | 皇漢堂製薬 | 650円 | 1錠 | ロートエキス3倍散 60mg(ロートエキスとして20mg) タンニン酸ベルベリン 100mg |
| ブチルスコポラミン系ブスコパンA錠・20錠 | エスエス製薬 | 1,149円 | 1錠中 | ブチルスコポラミン臭化物 10mg |
| ロペラミド系ガロヘパン下痢止めLP・12錠 指定第2類医薬品 | 米田薬品 | 1,298円 | 2錠中 | ロペラミド塩酸塩 0.5mg ベルベリン塩化物水和物 75mg ビオヂアスターゼ2000 45mg チアミン硝化物(ビタミンB1)7.5mg リボフラビン(ビタミンB2)3mg |
| トメダインコーワフィルム・6枚 指定第2類医薬品 | 興和 | 719円 | 1枚中 | ロペラミド塩酸塩 0.5mg |
| ピシャット下痢止めOD錠・12錠 指定第2類医薬品 | 大幸薬品 | 629円 | 1錠 | ロペラミド塩酸塩 0.5mg |
| ファスコン下痢止め・12錠 指定第2類医薬品 | 京都薬品ヘルスケア | 609円 | 2錠中 | ロペラミド塩酸塩 0.5mg ベルベリン塩化物水和物 40mg アクリノール水和物 40mg |
| ロペラマックサット・6錠 指定第2類医薬品 | 佐藤製薬 | 509円 | 1錠 | 塩酸ロペラミド 0.5mg |
| ピタリット・12錠 指定第2類医薬品 | 大正製薬 | 781円 | 2錠中 | 塩酸ロペラミド 0.5mg ベルベリン塩化物水和物 75mg ビオヂアスターゼ2000 45mg チアミン硝化物(ビタミンB1)7.5mg リボフラビン(ビタミンB2)3mg |
| タンニン・ベルベリン系ビオフェルミン下痢止め・30錠 | 大正製薬 | 752円 | 3錠中(1回分) | タンニン酸ベルベリン 100mg ゲンノショウコ乾燥エキス 140mg(原生薬約1,400mg) ロートエキス 11mg シャクヤクエキス 約41.7mg(原生薬約166.7mg) ビフィズス菌 10mg |
| ワカ末止瀉薬錠・30錠 | クラシエ | 669円 | 2錠中(1回分) | ベルベリン塩化物水和物 75mg ゲンノショウコエキス 200mg(原生薬約1.33g相当) |
| 整腸菌系ビオスリーHi錠・42錠 指定医薬部外品 | アリナミン製薬 | 683円 | 6錠中 | 酪酸菌 150mg 糖化菌 150mg ラクトミン(乳酸菌)30mg |
| その他の生薬系正露丸クイックC・16カプセル | 大幸薬品 | 838円 | 要確認(元データは「2錠」) | 木クレオソート 90mg |
| セイロガン糖衣A・36錠 | 大幸薬品 | 947円 | 12錠中 | 木クレオソート 270mg ゲンノショウコ末 300mg オウバク乾燥エキス 300mg |
| 御岳百草丸・500粒 | 長野県製薬 | 798円 | 記載なし | コウボク末 700mg ゲンノショウコ末 500mg ビャクジュツ末 500mg センブリ末 35mg |
どの薬も「緊急事態」を想定しているのか、水なしですぐに飲めるものばかりでした。1〜2錠を口に入れるとすぐに溶けるとか、飲みやすいものばかりのようです。助かりますね。
全部Amazonに売ってるものなので市販薬です。ドラッグストアでも買えますね。ほとんどの製品は第2類医薬品ですが、「指定第2類医薬品(副作用や飲み合わせに注意が必要なもの)」も一部あります。
たくさん出てきましたが、大きく分けて3種類程度になります。
- 腸の過剰な動き・けいれんを抑える(ブレーキ系)
- 粘膜を引き締め、過剰な水分や刺激をブロックする(ガード系)
- 消化を助け、胃腸の負担と滞留を減らす(アシスト系)
腸の過剰な動き・けいれんを抑える(ブレーキ系)
ロートエキス、ブチルスコポラミン、ロペラミドがこれにあたります。副交感神経の働きを抑えたり、腸の過剰な動き(ぜん動運動)を和らげることで、便の通過を遅らせる効果があるとのこと。
普通、交感神経は興奮で活発な動き、副交感神経はリラックスで動かない、というイメージがあるのですが、内臓は逆なんですね。体が活発に動いている時は内臓はおとなしくしており、休んでいる時に活発に動くという仕組みです。下痢の時も内臓が活発に動いているので、薬でこれを止める、というアプローチになっていました。
また、ブチルスコポラミンは平滑筋(腸などの自律的に動く筋肉)の動きを抑える効果があり、痛み止めとして使われます。
僕が処方された薬もロペラミド(下痢止め)、ブチルスコポラミン(腹痛止め)で、このカテゴリですね。
粘膜を引き締め、過剰な水分や刺激をブロックする(ガード系)
タンニン、ベルベリン、木クレオソートがこれにあたります。腸の粘膜を引き締めることで、過剰な水分や刺激をブロックする効果があるとのこと。タンニンにいたっては、その収斂作用によりスキンケア製品に入っているものもあるそうです。
消化を助け、胃腸の負担と滞留を減らす(アシスト系)
ビオヂアスターゼ、センブリ、コウボクなどがこれにあたります。消化を助けることで胃腸の負担を減らし、食べ物の滞留を防ぐ効果があるとのこと。センブリは昔からお腹の薬としてよく聞きますね。あとメチャクチャ苦いので、バラエティの罰ゲームとかでたまに見かけます。
成分の量、価格もだいたい同じ
当たり前っちゃ当たり前ですが、どの製品も同じくらいですね。どれかの商品が特段濃いめに作ってあるわけでもありません。お値段も定価1,000円強、実売700円といったところでした。
急な腹痛の下痢対策としてなら、ロートエキス系のストッパ、ロペラミド系のトメダインやピシャットの2系統から選ぶことになります。これ、個人の体質や、その時の症状に応じて変わりそうなので、どちらが良いとかは分からないですね。とりあえず両方買っておいて試すのが良さそうです。
痙攣を伴うような激しい痛みがある方のみ、ブスコパンA錠を買っておくと良さそうです(どうでもいいですが、ブスコパンとかガロヘパンとか、名前がすごいですね。商品開発会議で、絶対「ゲリッパ!」って案は出ていると思います)。
普段から腸を整えるなら
個人的には、食べたい時にチーズやヨーグルト、乳酸菌の入ったお菓子などを食べる程度で、お腹の調子もボチボチです。新ビオフェルミンSみたいな錠剤はサプリとして見ていますが、ああいうの買うと、毎日必ず飲まないといけない気になってしまうので、怖くて買えないんですよね。義務にしたくないというか。課金し続けるのも辛いですし。
今回はお医者さんにビオスリーを処方してもらって、調子の悪いときだけ飲みました。こういう使い方であれば家の常備薬の一員として置いておくのも悪くなさそうです。整腸剤にはAmazonブランドも出ており、Amazonブランドってぶっちぎりで安いので、試しに使ってみるのもアリかもしれません。成分だけ見ると別に大きな違いってないんですよね。
まとめ
謎の腹痛、謎の下痢からいろいろ調べてしまいました。腹痛って、アイス食べすぎたり、緊張しすぎたり、ストレス過多だったり、牡蠣食べたりっていろんな原因があるんですよね。割と日常的なものなので、対策として薬を知っておくのは良さそうだな、と思いました。こういうのって総合感冒薬では対応できないですし。
牡蠣の食中毒の多くはウイルス性胃腸炎ですが、この場合は上の表にあるブレーキ系やガード系は使わないほうが良いです。原因がウイルスや細菌の場合は早く外に出す必要があり、腸の動きを弱める薬は回復を遅らせる可能性があります。しかしそもそも牡蠣にあたった時ってかなり辛いので、自己診断で適当な薬を買うより病院に行ったほうがいいです。
僕は牛乳を飲みすぎても下痢になりますが、それはまた別の理由からでした。その時のお話はこちらになります。







