レインウェア、傘、ウインドブレーカーをニクワックスでまとめて撥水加工する

ニクワックス TXダイレクト ウォッシュイン

季節の変わり目で雨が降る日も増えてきました。使い古しのカッパとかナイロンパーカ、撥水加工落ちてきてるんだよな〜ということでニクワックスを買ってきました。家じゅうの服をまとめて撥水加工できて大満足です😄

撥水加工した衣類のビフォーアフター

Before

撥水加工の切れたマウンテンパーカとウインドブレーカーです。水をかけるとどちらも生地が吸い込んでしまってます。

赤いマウンテンパーカー

ユニクロのウインドブレーカー

After

撥水加工後のマウンテンパーカ

撥水加工後のウインドブレーカー

ニクワックス後はこんな感じでした。マウンテンパーカの方は生地のせいなのか、丸い水滴になりませんでした😓 一応染みこみはありません。

ウインドブレーカーの方はプルプルの水滴ができました😄

NIKEのナイロンパーカ

元から撥水加工されていない普通のシャカシャカでも試したところ、意外なことにプルプルの水玉ができました。ただのナイロンパーカが簡易雨ガッパに昇格しました。

…と、こんな感じで複数の衣類をまとめて撥水加工ができるすぐれものです。どんな感じで施工するのかご紹介します。

ニクワックス準備編

まず、加工する服を選びます。

今回は家じゅうのナイロン系衣類を全部突っ込みたかったので10着ほどありました。ボタンやファスナーを閉じて、適当に洗濯ネットに入れます。

漬けこむ入れ物を決める

ニクワックスは洗濯機と洗い桶、どちらを使っても良いのですが、今回は量が多いので洗濯機にしました。1人分のスキーウェアだけ、とかなら洗い桶の方が溶剤を節約できて良いです。

ニクワックスの前に洗濯する

ミヨシの液体石けん そよかぜ

説明書きを見ると「ニクワックス テックウォッシュで洗ってね」とあります。が、先の調査でテックウォッシュの中身は普通の洗濯石けん(合成洗剤を使用していない液体石けん)ということがわかっています。

テックウォッシュは1Lで2,000円(定価は3,000円くらい)ですが、薬局などで普通に買えるミヨシのそよ風だと1.2Lで500円程度です。普段の洗濯でも使ってみたかったのでこちらを選びました。香りもよく、柔軟剤いらずなのでおすすめです。

汚れを落とすだけならアリエールやNANOXなどの液体洗剤でもいいのでは?と思っていたのですが、パッケージの説明書きにちょっと気になることが書いてありました。

ニクワックスの説明書き

合成洗剤、柔軟剤、漂白剤などは使用しないでください。水を引き付ける残留物を残します。

とあります。「水を引き付ける」の意味がよくわからないのですが、イオンとかの関係で撥水溶剤の効果が落ちるのかな?とも思い、合成洗剤でない石けんにしました。

ニクワックス本家のサイトを見ると環境への取り組みもしているそうで、もしかしたらそれだけの理由で「合成洗剤ダメ」と書いてあるのかも知れません。

洗濯時の注意

雨ガッパ類なのでドライモードで洗濯機を回します。脱水は洗濯機が壊れる場合もあるので、様子を見ながら少しだけ動かします。

防水生地は水を通さないので、洗濯槽の中で水袋みたいになってしまう事もあります。近い例で布団や毛布の洗濯もありますが、どれも水の重さが脱水の遠心力で増幅されて洗濯機を痛めてしまうのです。

重いものを入れて洗濯機を回すとどうなるか?はこの辺の動画が参考になります。

洗濯が終わったらニクワックスを投入する

ニクワックス500ml

溶剤は酢酸が入っているのか木工用ボンドの臭いがします。少し酸っぱい感じの臭いですね。パッケージには成分表がないので全く謎の液体です。

手に付くと油を塗ったように水を弾きますが、石鹸で洗うとすぐに落ちます。NIKWAXだけに油なんでしょうね。肉ワックス…牛脂?(そんなわけはない)
何となく植物性油脂っぽいけど謎です。

説明書きには「水量35Lに対し300ml入れてね」とあります。すぐ横に「ジャケット類1〜2着」とあり、10着も入れてて分量もクソもないのですが、一応容量を守って投入しました。

入れた後はたまに洗濯機を回して撹拌しつつ、10分ほど放置します。

つけ込み終了!だが水を捨てる前に…

バケツに移したニクワックスと傘

貧乏性なので、洗濯機の水を捨てる前に洗い桶に移し替えて、折り畳み傘を突っ込みました。こちらも10分ほど入れておきます。

すすいで軽く脱水して干す

2回ほどすすいで、軽く脱水します。水を切ったら外に干して乾くのを待ちます。

すすぎの回数は特に指定されていませんが、「水が透明になるくらい」というザックリした説明だけ書いてあります。今回は服の量が多いので2回にしました。

干すときは風通しのいい場所に陰干しです。薄手のナイロンパーカなどはすぐ乾きますが、裏地付きのしっかりしたレインウエアはフードやポケットに水がたまってたりするので、ちょっと時間かかります。

乾いたら加工終了!

NIKEのナイロンパーカ

乾いたら撥水加工完了です。ちゃんと撥水加工ができているか水をかけて確かめてみましょう。レインウェア系の素材なら間違いなく丸い水玉ができると思います。

気になる木工用ボンドの臭いですが、乾いてしまえばほとんど残っていません。生地に鼻を近づけて嗅ぐと少し酸っぱいニオイがしますが、普通に着る分には全く問題ありません。

撥水効果は数回洗濯しても残るので、一度加工してしまえばワンシーズン行けそうです。僕の場合はスキー・スノボではなくただの雨の日対策なので、梅雨〜夏のゲリラ豪雨を越せれば万々歳。効果は十分持つでしょう。おすすめですよ。

よくある質問:洗濯機が撥水加工されてしまうの?

洗濯機で漬け込むので、Amazonレビューやウェブを見ているとこういう疑問を持つ人がいました。

一時的に多少水を弾くようになるかもしれませんが、そもそも洗濯槽ってステンレスで水弾いてますよね…?

ニクワックス加工後に通常の洗濯もしてみましたが、特に臭いが残るとか、追加で撥水加工されてしまうとかはありませんでした。薄く残ってても洗濯洗剤で溶けて消えてしまうようです。

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