男ですが日焼けを気にするようになりました。昔はまったく気にしていなかったんですが、日焼けの仕組みについて調べたところ紫外線がめちゃ気になるようになってしまい、信号待ちでも木陰に隠れる性分になりました。さようなら男らしさ…。
市販の日焼け止めはたくさんあります。もともとは女性向け製品のため、日焼け止めについて調べると「保湿」とか「化粧下地」という視点で説明されることが多いようでした。僕は男で化粧をしないのと、とりあえず紫外線はブロックしたいがお金はかけたくないという貧乏性のため、物理的な性能とコスパの面だけで探したい。
そんな気持ちからドラッグストアやAmazonに置いてあったやつを適当に買って試してみました。
ちなみに、以前書いた日焼けの仕組みについてはこちら。結構長いです。
先に結論を書く
測定条件
- 真夏のクソ暑い早朝に2時間位散歩した(数回行った)
- 僕はとても汗かき
- 肌は強め(肌トラブルは少ないです)
結果
アネッサが最強と聞いていましたが、上の写真にあるものはだいたい同じくらいに感じました。左端のスキンアクアだけダメでした。以下、詳しく書いていきます。
最強のアネッサ(資生堂)
Amazonレビューやググって見つけた感想文などでも安定した人気のアネッサ。「日焼け止めのニオイ、オイルのニオイがする」とどこかで書かれていて、確かにふんわりにおいます。が、価格と多くの利用者に裏打ちされた性能は確かで、ほぼ焼けませんでした。
僕が試したのはスキンケアミルクで、シャカシャカ振って使うタイプです。伸びがよく、すっと肌になじみます。オイルタイプなので汗や水にも強いため、汗かきでも安心。
製品ラインナップを見ると、通常タイプ、マイルドタイプ(デリケート肌用)、美白の3種類あるようでした。なんとマイルドタイプは赤ちゃんにも使えるとあります。僕の買ったやつもマイルドタイプなので赤ちゃんOKだったそうです。すげぇ。
低刺激な日やけ止め!マイルド特集|アネッサ(ANESSA)公式サイト
ちなみに、値段があまり変わらなかったのでBBベースミニがついたモデルを買って、BBベースを使ってみました。そもそもBBベースって何?というレベルの人間が顔に塗ったところ、なんか所々ひび割れた白い顔になり、あわてて顔を洗いました。完全に必要ないやつだった…。
値段が高いのがネックですが、紫外線の強い6〜8月だけならギリギリ1本で持つかもしれません。頼れる性能のおかげで安心して使えるし、心理的負担も少なくてよかったです(やることやったぞ!っていう安心感)。
アリィー(カネボウ)
「ジェル」と自称していますが、普通のクリームでした。振らなくていいのは楽でいいですね。汗、水に加えて擦れに強いのが売りで、しかもコラーゲンとかの美容成分入り。パッケージもかわいくて、買った中では一番好きです。なんとなく所持欲が満たされる。
化粧下地でも使えるためか、塗るとちょっと白くなります。僕はいい加減日焼けした後に慌てて使い始めたので(ゴールデンウィークに焼けました)、全体的に土みたいな色になりました。土…。これが白浮きってやつですかね?
値段はアネッサに次ぐ価格帯ですが、そのためか性能は申し分なし。来年は日焼けする前から使おうかなと思ってます。
オルビス サンスクリーン(オルビス≒ポーラ化粧品)
Amazonから青いパッケージのものがなくなってしまいましたが、同じやつです。オルビスって何?と調べたところ、もともとはポーラ化粧品の通販部門だったようです。店舗を持たず通販主体で品物を売る代わりに、製品は徹底して作ってるとの事。
オイルフリーなのに汗や水に強く、無香料でしっとりした使い心地。化粧下地にも使えるそうです。パッケージもモダンでお気に入り。
ただ、価格帯が上のアリィーとかぶっていて、こちらの方が量が少なく割高のため、これ買うならアリィーにするかな…という所。悪くないんですけどね。
ニベアサン(花王)
この辺からちょっと安くなってきます。振らなくていい乳液タイプで、よく伸びます。塗った直後は真っ白になります(そのうち馴染む)。ベタつきが気になりますが、ずっと外にいるような日にはいいかも。ソファとか座布団とかに触れるとちょっと気になります。
コスパはいいので、アウトドアとかのお出かけに良さそう。
SPF28ですが、子供タイプもあります。こちらの方が人気のようでした。子供用なので低刺激、そこを狙って肌の弱い人や、化粧下地に使っている人もいました。値段の割に大容量なのも高評価なようです。
スキンアクア (ロート製薬)
スキンアクア、てめーはダメだ。
ポンプタイプで使いやすく、水感ジェルでサラッとしてすごく使いやすいんです…が!焼けます。SPF50+って50以上は省略された表記なんですが、アネッサが1000なのに対しスキンアクアは50、みたいな事になってんじゃないかな〜〜〜?
ただ、めっちゃ使いやすいので、春先とか、真夏でもほんのちょっとのお出かけとか、使い所を選べばかなり良いです。
スキンアクアの油(ロート製薬)
水っぽさが売りのスキンアクアがオイルに魂を売った製品がこれ。見たときめっちゃ笑ったんですが、多分日焼け止めの成分(紫外線反射材、吸収剤)って親油性なんだと思っていて、水だと作りにくいと思うんですよ。はじめから油で作っとけよと。まぁおかげで水の方はサラッとしてたんですけど。
オイルタイプのこちらはそのまんま油です。シャカシャカ振るタイプなんですが、出てくる油は無色透明。少し出すだけでめっちゃ伸びます。色がないのでどこまで塗ったかわからなくなるため、マッサージも兼ねて手のひらで全身に広げて使っていました。
無色透明の利点として白浮きしないです。白くないのにこれで焼けないの?って思うんですが、スキンアクア界最強を謳う性能に偽りなし。しかもなぜかアネッサと同じ匂いがしてなんか安心します。肌に馴染んだ後はサラッとしてベタつきや突っ張りもなく、存在感がありません。こいつ実はかなり使えるのでは?
メンターム サンベアーズ(メンターム)
すごく小さいやつです。一見プチプラっぽいですが、量が少ないだけで、実はアリィーと同じくらいの価格帯です。
シャカシャカ振る必要があり、白い粉っぽい液体が出てきて、塗ると白くなります。なんか普通の日焼け止めっぽいんですが、この粉っぽさが逆に安心感を与えてくれます。性能は申し分なし!
これの利点はパッケージの小ささにあり、必要なときにポケットからさっと出して使えるというコンパクトさが良いです。割高なんですけどね。
赤と青の2種類がありますが、スーッとするかしないかの違いだけのようです(成分表を見るとどちらも完全に同じで、青だけメントールが足されている)。
いろいろ試して満足しました
日焼け止めは他にもたくさん出ていて、コーセーのサンカット、伊勢半のサンキラー、大正製薬のコパトーンも気になっています。さすがに使い切れないので、続きは来年のお楽しみに。
僕みたいな普通の男の日焼け止め戦略は、現時点ではこのようになりました。
- 主力として、とりあえずアネッサかアリィーを買う
- 補助としてニベアの高密着か、スキンアクアの油を買う
- 携帯用としてサンベアーズ
日焼け止めは酸化していくため、開封して使い始めたらワンシーズンで使い切ったほうが良いそうです。そのため買いすぎるのは良くない。しかし1本だけだと心もとない。しかしアネッサは2,500円もするので2本も買いたくない。
いろいろ見てみると価格帯が2種類あることがわかったので、紫外線の強い日は2,000円前後の高価なものを、曇や真夏以外の日には1,000円台のものを、たまのアウトドア趣味にはサンベアーズを(他に選択肢がない)(小さいの出してほしい)、となりました。
また、紫外線が一番強いのは実は6月というデータもあり、実は戦いは夏前から始まっていました。僕は意識が低いのでノーガードのまま5月にすっかり焼けてしまったのですが、来年はうまくやるぞ!と2年前の自分が書いた記事を読み、今から意気込んでいます。
よい紫外線ライフを!