季節に関係なく、口の端がピリッと切れることがあります。くちびるが乾燥する冬が多いのかな?と思っていたのですが、夏も切れました。
あわててリップクリームを塗るんですが、なかなかすぐには治りません。奥さんに相談してみた所、上の写真のような塗り薬を貸してくれました。口唇炎、口角炎などのお口のトラブルに効く薬だそうです。
森下仁丹のメディケアシリーズでした
古くから大阪で仁丹作ってた会社が現代でも薬を作っている…、会社のことは知りませんが名前を見たときそう思いました。だいたい合っていて明治26年創業の老舗企業でした。100年以上の歴史があります。
チューブの裏に書いてある成分表記を見ると、場所がないためか2個しか書いてありません。調べてみると、それぞれ消炎成分と殺菌成分だそうです。
指先につけて口角に塗ったんですが、こういう軟膏だったら別にワセリンでも…と思いながら手を洗っていた所、めちゃくちゃ粘性が強くて水で流れません。強めにこすってやっと取れました。口に塗る薬なので、そうそう落ちない作りになってるんだな…と妙に感心しました。
塗り始めて2〜3日もすると、口角炎は治っていました。
口角炎ができるまで
子供の頃は口角炎になったことはありません。記憶にあるだけでも30歳過ぎてからかな…。肌の水分が減ってきて切れやすくなったんでしょうか。
簡単に調べてみた所、当たらずも遠からずといったところで、皮膚の乾燥も一つの要因でした。
- 口角炎について – J-Stage(PDF) (ショッキングな画像を含みます)
- 口角炎 - Wikipedia
- 口内炎の症状・原因|くすりと健康の情報局(第一三共ヘルスケア)
この辺を読んでみると、
- 口の端はその構造上、裂けやすい形をしている
- 健康でも大きな口開けたりすると裂ける
- 不健康で肌荒れ気味≒乾燥気味だとちょっとしたことでも裂ける
- 人間の皮膚や口内には多数の常在菌がいる
- 健康なときは何も悪さをしてこない
- 免疫が落ちてくると彼奴らを抑え込む封印が弱まり、悪さをしてくる
- いろんな菌がいるが、色んな意味で有名なカンジダが原因になったものは高齢者に多い(最初の論文の研究より)
ということがわかりました。不摂生やストレスフルな生活を続けていると免疫が落ち、乾いた口角に小さな亀裂が入り、そこに常在菌が入り込んで炎症を起こす…みたいな感じだと思います。予防のためにはよく食べてよく寝るしかなさそうで、切れちゃったら保湿しつつよく食べてよく寝る、といった所でしょうか。
ビタミン不足の原因として、野菜や果物が足りてないという物の他に、腸の調子が悪くて吸収できてない、というのもありました。そのため治療法に「ビタミン剤と乳酸菌整腸薬」とあったりします。ストレスが多いとお腹の調子も悪くなってくるので、なんかもう全部悪循環ですね。うまいもん食べて早く寝ましょう。
口角炎の薬(外用薬、塗り薬)
予防の段階なら普通のリップクリームで良いんですが、荒れてきちゃったら専用の薬が欲しくなります。Amazonで検索してみると家にあった物の仲間がいくつか出ていて、いちばん人気なのは資生堂のモアリップでした。スッキリしたパッケージで人気なのもわかる気がする。
メンソレータムのヒビプロも、モアリップと似た素材でできていました。
なぜかメンソレータムからもう1種類出ていました。こちらは持ち運びしやすいモダンなパッケージ。
【Amazon限定!】となっている謎の商品もありました。どこかのPB製品みたいですね。
メーカー名のファーマチョイスで検索すると、ビタミン剤や葛根湯に総合漢方薬など、ドラッグストアによくあるやつがたくさん出てきます。Amazonベーシックの薬版っぽいですね。僕はジェネリック薬品大好き人間なので、安くて性能がだいたい同じならこれ買ってみようかな…。
Amazon.co.jp: PHARMA CHOICE(ファーマチョイス)の検索結果
だいたいどれも「ワセリン+消炎+殺菌+ビタミン」となっていたので、どれ買っても良さそうな気がします。
ただ、家にあった薬はたった5gしか入ってないのに1度に使う量がめちゃめちゃ少ないので、20年くらい持つんじゃないか、もしかしたら一生モノかも?と思い始めているため、どうせ買うならかわいい見た目の物がおすすめです。うちの仁丹はなんか地味で…。