ロボカーポリーという幼児向けCGアニメがあります。製作は韓国のロイビジュアルという所で、カーズとトランスフォーマーを足して交通安全成分を加えたようなアニメです。…と書くとひどい感じですが、CGはキレイだし話もわかりやすいしキャラクターもかわいいし、個人的には結構好きだったりします。
日本では2013年〜2014年の間に、テレ東系のチャンネルで放送されていました。1話15分で8〜9時台にちょろっとやっていただけなので、知らない人も多いかもしれません。ヨドバシのおもちゃコーナーに行くと変形するオモチャが置いてあったりするので、それなりに知名度あったのかな?どうなのかな?と思っています。
韓国では大人気だったらしい
ウィキペディア情報ですが、ポンポン ポロロというペンギンが主人公のアニメが一番人気で、それに次ぐ人気だそうです。ポロロは戦闘機乗りみたいなヘルメットとゴーグルした鳥のアニメですね。日本では2006年頃にポンキッキ内で放送されていたそうです。うーむ、まったく知らん。
2011年2月下旬、韓国でポロロの記念切手が発売され、3月2日までに320万枚を売り上げた[2]。
ポンポン ポロロ – Wikipedia
という話もあり、ポロロ知らない子供はいないくらいだったみたいですね。日本だとアンパンマンとかドラえもん的な感じがします。ロボカーポリーも韓国内ではアンパンマン的なポジションみたいです。
ポリーはめちゃくちゃ多言語化されている
初めから世界展開を視野に入れていたようで、80カ国語以上でアニメ展開しているそうです。国内のアニメだとドラえもん級ですね(参考:ドラえもん: 海外展開 – Wikipedia)。
映像の綺麗さもさることながら、ストーリーにまったく嫌味を感じないんです。見てて安心できるんですね。テーマが「助け合い」と「交通安全」だそうで、世界中どこでも通用する内容になっています。また暴力シーンがまったく無くて、トランスフォーマーみたいに変形するけど人命救助とか災害救助が中心です。
多分宗教的な所も考えて作ってあるので、ポケモンみたいにカットされるシーンとかもなさそうです。
YouTubeに海賊版がたくさん出ている
そんな人気のポリーですが、各地のローカライズ版が勝手にYouTubeに上げられています。うちの子供が以前YouTubeで遊んでいて、車が出てくるアニメだからと見ていて、近くで読書していたら「スパシーバ!」と聞こえてきました。ロシア版か!
そうかと思えば本家の韓国語版を再生してみたり、東南アジアっぽいよくわからない言語の時もあります。画質は汚いものが多いので、ノイズだらけで見づらいです。
日本語版は無さそうでしたが、カートゥーン・ネットワークを見ていたら日本語版ポリーがやってました。ストーリーが分かるようになったので子供も喜んでました。
日本語版ロボカーポリーの声
主人公のポリー、ロイ、ヘリー、オペレーターのジンは本家版に合わせた声で、キャラクターにもあっています。
レスキューチームの紅一点、アンバーだけなぜか棒読みです。どうしてこうなった。中の人は新山千春さんでした。がんばって発声している感じは伝わりますが抑揚がないのでちょっと悲しい…。
他のキャラクターの中の人はこんな感じでした。
- ポリー(佐藤拓也):ジョジョのシーザー役の人です。イケボですね。アニメより映画やドラマの吹き替えが多い模様。
- ロイ(小野塚貴志):攻殻機動隊2ndGIGのパズなど脇役多めの人です。こちらも映画ドラマの吹き替えが中心みたいですね。
- ヘリー(牧口真幸):ポケモンXYのセレナ役の人です。アニメとゲームでの出演が多い感じ。
- ジン(下屋則子):Fateの間桐桜の人でした。意外な所できかんしゃトーマスのビルとベンもやってたりします。
ベテラン勢の中に投入されたママタレント枠…ぐぬぬ。
ロボカーポリーの真似をして「フッ!」とか「ハッ!」とか走ったりカッコつけたりする子を、そろそろお迎えに行こうかしら。
— あんころ (@annkorol) February 22, 2016
そうそう、タイトルコールではポリーが車状態で走ってきて、スピンしながら変形する時にフッ!とかハァッ!とか言うんです。そこは掛け声じゃなくて音とかでも良かったんじゃ…?と最初は思いましたが、ポリーはイケボなのでだんだん癖になりました。
というわけで、YouTubeにあるロボカーポリーは何ヶ国語あるのか?
検索窓にタイトルを入れてみたら判明しました。
- 英語版
- ロシア語版
- マレーシア語版
この3種類みたいですね。謎の東南アジアっぽいのはマレーシア語だったのか。
日本語のサジェストもありましたが、CMとかイベントの映像のみでアニメ本編はありませんでした。
実はロイビジュアル本家がYouTubeチャンネルを持っている
制作元のロイビジュアルがYouTubeに公式チャンネルを持っています。サムネイルの枠に ENG
と付いているので英語版ですね。韓国では普通に放送していて知名度があるからか、英語中心にして海外ファン獲得の意図があるようにも見えます。あと、海賊版駆逐の意味もありそうです。
ノンストップ5時間耐久とかもあります。1話〜26話なので第一期まるまる入ってます。
第二期もありました。
どちらも「いいね!」的な👍👎の評価が分かれてますが、なんでなんだろう…。海賊版ユーチューバーが怒って下げてたりするのかな。
ポリーの交通安全動画も別チャンネルで出している
こちらも公式チャンネルです。ポリーは交通安全がテーマなので、そこにフォーカスした動画もあります。飛び出したら危ないよとか、自転車で車道に出ると危ないよとか、5分程度の短い動画で簡単に学べます。
こちらは1話が短い上に本数も少ないので、各国ローカライズ版も出ていました。
- 英語
- 韓国語
- 台湾語
- フランス語
- ブラジル風ポルトガル語
結構出てますね。そしてこっちにも日本語ないですね…。映像だけで雰囲気は分かるので子供は楽しんで見れそうですが、ちょっと残念です😢
通園バスの死角から飛び出すのは危ないよ、という交通安全あるあるネタもありました。乗用車でもSUVみたいな大型タイプだと同じような状況になりやすいので大切ですね。
金髪のベジータみたいな髪型の子がやんちゃ坊主なので、いつも危ない目にあってます😅
まとめ
ロボカーポリー面白いよ!意外にもフランス語とかもあったよ!というお話でした。
もし知り合いに韓国の方がいたら「ロボカーポリーって知ってる?」と聞いてみると、いろいろ教えてくれるかもしれませんね。