子供のいびきはアデノイド肥大が原因だったが、薬ですぐに治った

突然子供がいびきをかくようになりました。あまりに突然で、あまりに音が大きいので、びっくりして「子供 いびき」で検索しました。どうも鼻かノドの奥に何かができて、イビキをかくようになったようです。

「手術が必要」「手術はすぐ終わる」みたいな記事も読んだりして不安になっていましたが、かかりつけの耳鼻科に見てもらった所、「アデノイド肥大が原因だけど、大きくないのでお薬だしときます。手術はしなくて大丈夫!」という診断でした。1〜2ヶ月ほどするといつもの寝息に戻っていました。

こんな症状でした

子供(6歳)が年末頃に鼻風邪にかかりました。鼻は自分でかめるので中耳炎の心配はないのですが、それにしてもよく出ますねぇ…と観察していた所、寝ている時に「フゴッ、フゴゴゴッ」というイビキをかくようになりました。風邪をひく前は静かな寝息だったので、鼻風邪が原因で鼻づまりになったのかな?と思っていました。

かかりつけの耳鼻科に行き「鼻水とイビキがすごい」と説明すると、「これくらいの歳の子はアデノイド肥大が起きやすいので、それかもしれない」と言われました。「長期間イビキが収まらない場合は…」とも説明されましたが、イビキが始まったのは数日前だったので今回は様子見ということになり、いつものお薬(痰を切れやすくする薬、アレルギー用の薬、たまに抗生剤)をもらってきました。

お正月の間もイビキは治らず、薬が切れた頃にまた耳鼻科に行きました。経過を報告すると、抗生剤を抜いたいつものお薬が処方されました。

めずらしく昼寝をする & すさまじい音のイビキ

夜にあまり寝れていないのか、最近はしなくなった昼寝をするようになりました。朝もちょっと眠そうです。ある日ソファで寝てしまった事があり、そのまま凄まじい音のいびきをかいて寝てしまいました。「フゴッ、フゴガッッ、ゴググォォォォーーーーッ、ガッ、ゴガガァーーーーッ」とずーーーっとやっていたので、これはさすがにマズイぞと思い、「子供 イビキ」などで検索しました。

このキーワードで検索した方なら大体わかると思いますが、出てくるページはほとんどこの病院の孫引きです。
こどものいびき - 荻窪中尾耳鼻咽喉科

簡単に要約すると、「鼻の奥のアデノイド、口の奥の扁桃腺が肥大、またはアレルギー性鼻炎の鼻づまりが原因。日中は寝不足の症状(集中力がないなど)、夜はひどいイビキと寝相が起こる。」との事でした。あと胸が凹む陥没呼吸という症状もあるらしいのですが、画像がないのでわかりませんでした。イビキがひどい時に焦って子供のお腹を見ていましたが、凹むのは胸だそうです 😓

あんまりひどいときは無呼吸になる、というのもどこかで読んでしまって、ちゃんと息を吸っているか耳を澄ます夜もありました。

アデノイドの治療について

ちょうど身近な所に「5歳の息子がアデノイド手術したよ」という知人がいたので、どういう様子だったか聞いてみました。

手術自体はすぐに終わり、1週間程度の入院で終わるそうです。「アデノイド 手術 入院」でも検索してみましたが、概ねこれくらいの期間で治るようですね。「術後はちょっと血を吐くからビックリするよ」とも言っていました。

耳鼻科のカメラで見てもらう

耳鼻科では「アデノイドかどうかはカメラですぐ見れるので、見たかったら言ってね」と言われていました。しばらく薬での治療でしたが改善されなかったので、3度目くらいの通院時にカメラで見てもらいました。画面には上の病院の写真にそっくりの腫れ物が映っていました。

「肥大はしているけど空気が通る隙間が残っているので、僕の見立てでは手術はしません」という診断になりました。2〜3週間くらい全然改善してないんだけど、入院するのも大変だしなぁ…と思いながら処方箋をもらいました。

鼻風邪は治まっていたので抗生物質は処方されず、代わりに鼻炎の人がよく使っているスプレー状の薬が出ました。点鼻薬ですね。

小児用フルナーゼ点鼻薬

1ヶ月ちょっと経つとイビキが小さくなっていた

イビキは毎日毎晩のことだったので、僕ももう慣れてしまってました。子供のすぐとなりで耳栓をして寝ているのですが、ふと気がつくとイビキの音がだいぶ小さくなっていました。いつもは眠りに入ってすぐに盛大な音が鳴っていましたが、そこからもう違います。おや、治ってきたのかなとしばらく聞いていると、深い眠りに入っている間は普段の寝息に戻っていました。やった!治ってきた!

これを書いてる今現在で治療から丸2ヶ月です。アデノイド肥大は残っているため多少の「ゴゴゴ・・・」というイビキはあるものの、耳栓なしで隣で寝れるレベルまで治っています。飲み薬は2週間ほど前になくなっていて、今は寝る前に点鼻薬だけ使っています(点鼻薬はもともと「寝る前だけでOK」と指示をもらっていて、量が多いのでなかなか減らなかったのです)

耳鼻科の先生から受けた説明はこのような感じでした。

  • 3〜6歳くらいになると鼻の奥のアデノイドが肥大化する子が出てくる
  • 鼻が塞がれてしまうと口呼吸になったり、イビキをかくようになる
  • ただし、体の成長に伴って鼻の穴も大きくなる(空気の通り道が広くなる)ので、自然に治癒することも多い

うちの子供の場合はアデノイドに加えて鼻風邪もありました。空気の通り道は残っていたので、鼻水を抑えて様子を見ることになり、それがうまく行ったようです。

イビキがひどい期間中、子供は多少眠そうな様子もありましたが、朝はいつも通りに起きていて、日中も普通に生活していました。好きなことをしている間の集中力もいつもどおりで、口呼吸も特にしていませんでした。

あんなイビキでちゃんと眠れているのかな?成長に影響はないのかな?と心配でしたが、振り返ってみると1〜2ヶ月の間だけで、夜のイビキがうるさい事以外は特に変わりありませんでした。

同じように子供のイビキに驚いてここを読んでいる方、とりあえずお近くの耳鼻科のカメラで診てもらうと良いです。先に出てきた病院のページにも「保存的療法を3か月間行い、無効な症例に対し手術療法を当院では薦めています」とあり、とりあえず3ヶ月、お薬を飲んで様子を見てみましょう(耳栓は必須かもしれません)。

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