人並みにコーヒーが好きです。アイスコーヒーも以前は粉から落として作っていましたが、冷やす工程が面倒だったり、たくさん作れなくて、ボトルコーヒーを買うようになりました。パックから出すやつも試しましたが、値段が高いのでやめました。
市販されているアイスコーヒーをいくつか飲み比べて、実用に耐えうる(?)製品を見つけました。ちなみに僕は甘党なので、加糖のアイスコーヒーの話になります。無糖が好きな人はごめんね…。あと、価格は2017/10/27現在のものになります。
スジャータ ホテルレストラン仕様 コーヒー甘さひかえめ 😁😁😁
こいつが最強でした。6本入りで1,360円、1本あたり227円です。ほどよい甘さ、スッキリした苦み、しっかりとコーヒーの香りもします。スジャータと言えばコーヒーフレッシュで有名ですが、コーヒーもちゃんと作っていました。
スジャータについてはまた後でお話するとして、先に他の製品の感想をご紹介します。
ブレンディボトルコーヒー 低糖 😃😃
12本入りで1,711円、1本あたり143円です。「ブレ〜ンディ〜、ボト〜ルコーヒー♪」というCMが思い出されますが、あのボトルコーヒーです。ブレンディは無糖、微糖、低糖の3種類があり、微糖と低糖の違いがわかりにくいんですが、低糖の方が甘いです。茶色のラベルの方ですね。
これを買った時、単体で飲んだときは「やや酸味を感じるかな…?」程度の印象でしたが、牛乳と混ぜて飲んだら激変しました。めっちゃうまいです。もう3年くらい我が家のレギュラー飲料となっていて、Amazonの定期おトク便に設定してあります。コーヒー牛乳感覚ですね。
パッケージに大きく「糖類60%減」と書いてありますが、その正体は人工甘味料のアセスルファムKです。
ゴールドブレンド コク深め ボトルコーヒー 甘さひかえめ 😔
12本入りで1,618円、1本あたり135円です。味はブレンディとよく似ていますが、あちらよりちょっと苦味があります。「コク深め」とありますが、どうなんでしょう、こんなもんかな…?どうなのかな…?僕の中でゴールドブレンドは「インスタントコーヒーの王」なので、その期待感からするとちょっと拍子抜けした感じがありました。
こちらはカロリーオフ的な表示がないのですが、成分表を見るとアセスルファムKとスクラロースが使用されています。
UCC 職人の珈琲 ミルクに最適 😫
「ミルクに最適」というキャッチコピーに惹かれて買いました。12本入りで1,555円、1本あたり130円です。期待して牛乳をそそいで飲んでみた所、ほぼ水でした。牛乳が多すぎたか…?とそのまま飲んでみましたが、やはりほぼ水でした。コーヒーの香りがちょっと入った砂糖水、という感じです。どうしてこうなった。
成分表を見ると、なんと合成甘味料を使っていないんですね。飲む前にこれを見て期待してたんですが、なんとも残念な結果になってしまいました。念のため微糖タイプも買ってみましたが、そちらも薄かったです。
キーコーヒー リキッドコーヒー 天然水 微糖 テトラプリズマ 😃😃😳
上の写真には載っていませんが、こちらも試してみました。6本入りで1,710円、1本あたり285円です。Amazonでアイスコーヒーと検索するとこれの無糖タイプがダントツ人気だったので、微糖の方ですが買ってみました。
味はうまいです!スジャータとほぼ同じ感じで、香り、苦味、さっぱり感など申し分なし。すごく良かったのですが、なんとコーヒー豆の相性が悪かったのか飲むたびにお腹を壊してしまい、リピートにはなりませんでした。
アイスコーヒー一覧表
いったんここで、僕が個人的に知りたかったコスパ面での表を作ります。最近の飲料って量が減ってるんですよね。森永マミーが1000mlから900mlに減ったのは記憶に新しいです。
アイスコーヒーもペットボトルのやつ、ほとんど1000mlないんですよ。紙パックのスジャータだけ1000mlだったので、1本あたりで見ると不公平だな〜と思っていて、計算したかったんですよね。
品名 | 1本あたりの価格 | 100mlあたりの価格 | 人工甘味料 |
---|---|---|---|
スジャータ | 227円 | 22.7円 | – |
ブレンディ | 143円 | 15.8円 | アセスルファムK |
ゴールドブレンド | 135円 | 15円 | アセスルファムK、スクラロース |
UCC | 130円 | 13.9円 | – |
キーコーヒー | 285円 | 28.5円 | – |
なんか分かったような分からんような結果になりましたが、UCCはほとんど水なので安いんだな、というのが初見の感想でした。あと、1回につきコップ1杯200ml飲むとして、スジャータはペットボトル系より14円ほど高いんだな、という事がわかりました。たった14円で毎回満足できるんだったらスジャータ買うわ、と思いながら今これを書いています。
キーコーヒーは一番高いんですが、無糖タイプだと1本210円になるのでスジャータと同じくらいです。スジャータの無糖は逆に高くなってしまうので、無糖が好きならキーコーヒーをおすすめします。
人工甘味料について
これは好みによるんですが、皆さんどうなんでしょうか?僕個人としては、
- 「人工甘味料の甘さは喉の奥に残る」という文章を読んでしまって以来、気になる体質になった
- コーヒーは味や香りを楽しみたいので、人工甘味料を避けたい
- カロリーは気にしていないので砂糖でいい
ということで、砂糖を使っている方が好きです。清涼飲料水だったら別にどっちでもいいんですけどね。ポカリ(砂糖)とアクエリアス(人工甘味料)だったら「アクエリアスの方がさっぱりしていて好き」という感じです。カロリーゼロタイプはちょっと変な味がして微妙なところですが。
ということでスジャータのアイスコーヒーが最強でした
そのまま飲んでよし、牛乳をちょっと入れて飲んでもよし。起き抜けにゴクゴク飲んだり、朝食やおやつのパンに合わせてよく飲んでいます。キャップが中央から少しズレた場所についているため、2杯くらい飲めば冷蔵庫の中で横置きもできます。いきなり横置きしない所が慎重派ですよね。
そんなスジャータ、名前の由来は仏教に出てくる「釈迦が悟る直前に乳がゆを供養し命を救ったという娘」で、乳粥とあるように、コーヒーに入れるミルク、いわゆるコーヒーフレッシュの製品名です。中身は植物油脂。
作っているのは名古屋の企業、名古屋製酪株式会社、通称「めいらく」です。スジャータが主力製品でもあるので、名前の入ったトラックもよく見かけますね。
By Deer in alcove – 投稿者自身による作品 (投稿者撮影), パブリック・ドメイン, Link
これ、ロゴが線対称に描かれているので、反対側から見ると「タージャス」になっています。そんなスジャータの歴史を調べてみると、新幹線で全国に広まっていったそうです。
初代「褐色の恋人 スジャータ」は1976年(昭和51年)3月23日 に発売された。現在のポーションタイプ「スジャータP」は1977年(昭和52年)3月に発売、その後東海道・山陽新幹線「ひかり」で採用され全国へ広まった。
めいらくグループ - Wikipedia
販売時期が良かったのと、名古屋という立地が良かったんでしょうね。東海道線ど真ん中。77年なので新幹線はまだ丸顔の0系だった頃、夢の新幹線!という雰囲気が残っていたかもしれません。高度成長期の残り香の中、東京から博多までを行き来するビジネスマンが車内販売でコーヒーを頼むと必ずついてきていたので、そりゃ全国で人気商品になるわけです。
社名に「製酪」とあるように乳製品の企業なので、ホイップクリームやポタージュスープなどの製品もあります。ちょっと横展開して豆乳製品もあります。そこから斜め上(?)に展開した果汁製品もありますが、ここで僕は声を大にしていいたい。
スジャータのフルーツジュースはまずい
リンゴジュースとオレンジジュースをごくたまに買いますが、毎回買ったことを後悔してます。トロピカーナを見習って改良してほしい。なんでそこまでして買うかというと、オレンジジュースが好きなんですが近所の薬局にトロピカーナが売っていなくて、しかたなくスジャータのを買うことがあるんです。オレンジジュースが飲みたい、さっぱりした柑橘ジュースが飲みたい、そう思ってレジを通して家に持って帰って飲んで後悔するわけです。「やはりスジャータはお乳の会社なんや…」と。
Wikipediaで「社長夫人が元おニャン子クラブ」という表記を見て「!?」と衝撃が走りましたが、とりあえず乳製品はおいしいしアイスコーヒーも(ホテル仕様は)おいしいので(それ以外はまずい)、これからも箱買いして沢山飲もうと思います。コーヒー沢山飲むんで、そのお金でオレンジジュースを改良してください。